■「反転交差点」話題に
常識をくつがえす新発想の交差点「反転交差点」に、話題が集まっています。
いったいどのような交差点で、どういった声が上がっているのでしょうか。
【画像】「ひょえぇぇぇ!」これが「反転交差点」の全体構造です
反転交差点は、巨大な十字路において、本線を交差点内でクロスさせて「上下線の位置関係を逆にする」という構造です。
上下線同士が2回「X」字状に交差しています。もちろんそのままでは交差部分で衝突が起きるので、上下線を順番に通していく信号運用をおこないます。
この構造のメリットは、交差点内で本線が進行方向右側にスイッチしているので、右折信号待ちが不要になり、さらに右直事故を無くせるというものです。
左折時や交差側の車線も、動線が交差することなく分岐合流だけで処理できるので、信号が全体で2サイクルだけで済みます(既存の信号だと東西方向→南北方向→南北右折方向 の3サイクル)。
開発されたアメリカでは「Diverging Diamond Interchange(DDI)」という名称で、ジョージア州やユタ州、ミネソタ州などで実際に導入されています。
もちろん、家の近所のそこかしこで簡単に導入できるものではなく、あくまで幹線道路×立体交差ICなど、車線数が多くて交差点が巨大で、車線反転ができるスペースが確保されているところから導入されていくことになります。
例としては、高架・掘割のバイパスと地上道路(例:国道357号の千鳥町交差点)、あるいは十字路で信号スルーのための立体交差がある場所(例:保土ヶ谷バイパスと国道246号が交差する東名入口交差点)などです。
過去には、仙台市の国道4号にある巨大な「山崎交差点」をシミュレーションして、反転交差点に作り替えたCGを使用し、一般人がシミュレーターで運転するという実験が行われました。最初は見慣れない構造に迷う人もいたものの、右折時に対向車を気にする必要が無くて良いという反応も。
研究を行っているのは横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院の田中 伸治教授で、2024年度から国土交通省の採択による本研究がはじまり、ラウンドアバウトのように、日本向け「設置ガイドライン」を策定するところを目標にしています。2024年11月には交通工学研究会で「反転交差点分科会」が設立され、動きが本格化しています。
※ ※ ※
日本導入に向けて検討が進む反転交差点に対し、コメントでは「やってみる価値はありますね」「これ都市シミュレーションゲームで見たことある」「まさに逆転の発想」といった声が。
いっぽうで「片側ずつ信号制御すればいいだけじゃないの?」「信号がさらに2つ増えてるじゃん」「正面衝突が起きるじゃん」など、根本的なところから反転交差点の構造を理解できていないコメントが多数。やはり新しい物事を一般市民が理解することは難しい様子が如実に見られ、いかにわかりやすく直感的に導入できるかも、手腕が問われているといえるでしょう。
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