FIA F2選手権などにも参戦するカンポス・レーシングのオーナーで、ミナルディの元F1ドライバーのエイドリアン・カンポスが、突然の冠動脈疾患で亡くなった。60歳だった。
長年に渡って熱心にモータースポーツ活動を行なってきたカンポスは、フェルナンド・アロンソをはじめとする多くのドライバーのキャリアを発展させる役割を果たしてきた。
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しかし1月27日、カンポス・レーシングはエイドリアン・カンポスが亡くなったと発表した。
「今日はカンポス・レーシングの歴史の中で最も悲しい日だ。我々チームのプレジデントであり創設者でもあるエイドリアン・カンポス・スニェルが我々の元を去ったのだ」
「彼の心臓は鼓動を停止した。しかし彼との記憶は、我々が彼の遺産を引き継いで戦い続ける上で原動力となるだろう……安らかに眠れ」
突然の訃報に、多くのドライバーが悲しみの声を寄せた。
アロンソは、自身のツイッターに若き日の写真を添え、次のように投稿した。
「モーターレースファミリーにとって最も悲しい日のひとつだ。ドライバーであり、スポーツの偉大な推進者だった。F1という夢を見させてくれてありがとう。若手たちを信じてくれてありがとう。安らかに眠ってくれ」
カンポスでF2を戦い、代役ながらウイリアムズからF1デビューを果たしたジャック・エイトケンも次のように語っている。
「エイドリアン、安らかに眠れ。あなたはとても優しくて誠実で、競争心があって、お茶目で、賢明だった」
「あなたはいつも僕に何を言うべきかを正確に理解していた。そして、カンポスという家族を作ってくれた。優秀で才能のある人々が集まっていた。誰もがあなたを恋しく思うだろう。僕も寂しくなるよ」
1960年にバレンシアで生まれたカンポスは、ラジコンカーのスペインチャンピオンになった後にサーキットレースに転じたという経歴の持ち主。ドイツF3などを戦った後、1986年にはヨーロッパF3000にステップアップし、同年にティレルでF1マシンをテストした。
翌1987年にはミナルディからF1デビュー。しかしミナルディM187に搭載されたモトーリ・モデルニのエンジンは信頼性が低く、完走は地元スペインGPの1戦のみ。結果は14位だった。
1988年はエンジンがコスワース製に変更されたが、第3戦モナコGPから3戦連続で予選落ちし、チームを離れた。
その後、カンポスはツーリングカーに転向。1994年にはスペインのツーリングカー選手権でチャンピオンとなった。1997年にはフェラーリ・333SPでル・マン24時間レースにも参戦した。
ドライバー引退後は、カンポス・レーシングを設立。ニッサン・オープン・フォーチュナ(後のワールドシリーズ・バイ・ニッサン)に参戦を始めた。1998年、チームの最初のドライバーとなったマルク・ジェネと同選手権でタイトルを獲得。翌1999年にはアロンソをデビューさせ、チャンピオンを獲得した。ジェネは1999年、アロンソは2001年にミナルディからF1デビューを果たしている。
その後、カンポス・グランプリの名でGP2に参戦。ジョルジョ・パンターノやルーカス・ディ・グラッシ、ヴィタリー・ペトロフらが活躍した。
またカンポス・グランプリとしてF1参戦も決断。2010年からの参戦を目指したが、財政的な問題でチームのオーナーシップが変更され、カンポスとしてのF1参戦は叶わず。ヒスパニア・レーシング・F1チーム(後のHRT F1)へと体制が変遷していった。
カンポスはフォーミュラEにも関わっている。NEXTEV TCRチームとパートナーを組み、シリーズ初年度の2014-15年にネルソン・ピケJr.とともに初タイトルを獲得。チームは今もマヒンドラとして、同シリーズへの参戦を続けている。
FIA F2選手権には初年度から参戦。ランド・ノリスやエイトケン、佐藤万璃音などをドライバーに起用している。
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