アイオニック5はビジネスマンエキスプレス
2024年9月にスタートした『ヒョンデ長距離レポート』だが、期間満了に伴い今回で終了することになった。アイオニック5で7回、コナで19回、ふたたびアイオニック5が今回を合わせて11回。1年7ヵ月で全37回というロングラン連載である。
【画像】レポート車のヒョンデ・アイオニック5、未公開写真『ディスプレイほぼ全バリエーション』! 全135枚
何度か別の方にレポートを託したこともありつつ、基本的には自分が実際に体験したことをまとめてきた。2024年8月にAUTOCAR JAPANへと移籍するまでは、EV取材の経験がほとんどなく、正直、右も左もわからないところからスタート。
しかし、自宅に200Vの外部コンセントを充電用に設置するなど、日本でEVと暮らすことの実情をリアルに体験できたことは、編集者として大きな財産となった。EVライフの先輩方にはもどかしい内容となったかもしれないが、だいぶ生っぽい話ができたかと思う。
レポート最終日はご覧のようにあいにくの天候に。しかし、雨が降りしきる車内で思ったのは『アイオニック5がビジネスマンエキスプレスである』ことだ。
室内が静かで、駐車中もキーオフにする必要がないといったEVのアドバンテージはもちろんだが、とにかく長距離移動が快適で走りやすいのは、アイオニック5の強みだ。
また、アイオニック5の内外装デザインは個人的にお気に入りで、室内のシンプルや色遣い、そして空間の広さが快適性に繋がっているように思う。移動の途中で駐車して車内で仕事をしたことは一度や二度ではなく、まさにビジネスマン向けと言える。
日本で使用するには若干ボディサイズが大きいが、駐車時など取り回しがよかったことは改めて強調しておきたいところだ。
やはり気になるボディサイズ
さて、私が別の車両を取材している時に使用していた弊社スタッフの印象もまとめておこう。使用環境は編集部のある都内が中心ということで、気になったのはやはりボディサイズであった。
『北米向けサイズなのか、都心の狭い路地では切り替えしが必要』としており、長距離では有利となるホイールベースの長さも、都内では不便に感じる場面が多く、『低速時の四輪操舵があると嬉しい』と感じていた。
一方のいいところは逆に『長距離高速移動が楽にできる』点で、『大径のタイヤと重量級ボディのおかげで、路面から受けるノイズが気になりにくい』と指摘している。
また、ソフトウエアやインフォテインメントが使いやすく、『室内の収納などは、日本車と欧州車の長所を参考に仕上げている』と、日常性能の高さを感じることができた。
肝心の充電性能については、『バッテリーの容量が大きく、急速充電で80%で止まらず100%近くまで対応している』ことが便利であったそう。そして、『内装の質感や装備も価格帯からして良い』とまとめている。
EV業界は日進月歩
ヒョンデを皮切りに、多くの電動化モデルを取材していて感じるのは、この分野における日進月歩の勢いだ。正直に書けばこのアイオニック5でさえも、インターフェイスの古さを感じる場面があるほど。
例えばスマートフォンを2年で買い替えると、ディスプレイ解像度の高さや表示されるアイコンの洗練を感じるのと同じで、パソコンや家電の如く、EVに対して古さを感じる速度がますます加速している気がしてならない。
アイオニック5を絶対評価すれば、100点満点で確実に90点台になる。しかし相対評価をすれば、だんだん80点台に下がっていく可能性もある。それだけEV界の競争は激しいのだ。
その中でヒョンデはどう勝負していくのか。今後も機会があればレポートしていきたいと思う。長らくお読み頂き、ありがとうございました。
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みんなのコメント
結局その後の報道はされなかったなぁ~
お察しの事件だった
EVならこれぐらいやりきってる方が良い。