■10年型落ちのワゴンRはいくらで売れた?
クルマを手放すときは手間なく、できれば高く売りたいもの。
パッと思いつく方法では、新車を購入する際にメーカー系ディーラーでの下取り。中古車を購入するのであればその中古車販売店での下取りです。
またラジオやテレビCMで一括査定してくれるサービスを見聞きすることも増えています。
その他、オークションやフリマサイトなどを通じて売却する方法もありますが、買い手との交渉から必要書類の準備、契約書の作成、名義変更の手続きなど、多くの手間を要します。加えてトラブルにつながるリスクも高いです。
今回は、筆者が実際に一括査定サービスを利用して、10年型落ちのスズキ「ワゴンR」を売却した話を紹介します。
売却するワゴンRの詳細は、2014年式のFXリミテッド。
カラーはブラックで、ボディには経年劣化による細かなキズや日焼け、水垢が少々あります。
そして助手席側の前タイヤあたりのバンパーには、ブロック塀で擦ったキズもありました。
改造した点は特になく、ホイールやエンブレム、グリルなどのパーツはすべて純正であり、オプションのカーナビも搭載しています。
個人的な買取希望価格は20万円で、妥協ラインは15万円あたりを考えていました。この価格帯がフリマサイトでは多かったためです。
さっそく一括査定サービスのサイトへ行き、個人情報からクルマの詳細を登録しました。
ここでポイントになるのが、クルマの状態をできるだけ詳しく伝えることです。
人気の車種であっても本体の詳細が分からなければ、買取会社は正確な査定価格をつけられません。
具体的には、ボディ前後左右や室内・メーター周りの写真、過去にキズつけた箇所からその詳細など。
それが売るクルマの信用につながり、価格の上下を左右します。そしてここの工程さえ乗り切ってしまえば、後は一括査定サービスからの連絡を待つだけです。
査定完了のお知らせは、登録した次の日に届きました。
メールを開いてみると5社から査定結果の見積もりが来ており、うち3社は希望ラインの18万から20万円を提示。その中でもっとも高い価格を挙げていた会社にメールを送り、立会日を調整。
立ち会いは自分から出向く必要はなく、自宅まで来てくれるので手間はありません。
ただメールで届いている査定結果はあくまでも仮の価格なので、本番は担当者との交渉になります。
担当者との立会日を迎え、お互いに挨拶を交わしたら現車のチェックが始まります。
今回、挨拶をするタイミングに「希望価格はどのくらいですか?」と聞かれたので希望よりも高めの「30万円あたりですかね」と伝えました。
立ち会いは基本、担当者がボディや車内を確認するのを眺めているだけです。
ボディの状態を診断する機械を使う際に、担当者から使用の説明と許可を求められるかもしれません。キズつくことはないので、了承して現車確認を進めましょう。
現車を確認している中で分からないことがあれば、気軽に質問しましょう。トラブル防止にもつながります。
チェックを一通り終えると、いよいよ価格交渉に入ります。
先に伝えていた希望価格(30万円)をベースに話は進み、「10年型落ちのワゴンRで30万円は難しい」とのこと。ここからは担当者との駆け引きになります。
そこからいくらなら売ってくれるのかというやり取りを20分した後、「20万円なら即決で譲ります」と切り出したところ、交渉は成立。
仮に本当の希望額を先に伝えていたら15万円あたりで買われていたかもしれません。
交渉成立後は担当者より渡される必要書類に記入し、車を引き取る日取りを決めたら終了です。
この際に入金口座を聞かれるため、スマートフォンやメモに控えておくといいでしょう。
ハンコも使うので用意しておくとスムーズです。振込予定日になったら、入金されているのを確かめることも忘れないでください。
また売却に時間をかけられるのであれば、3社以上立ち会って価格を競り合ってもらうのも1つの手段です。
※ ※ ※
今回、一括査定サービスを利用して10年型落ちのワゴンRを20万円で手放せました。
クルマを売却する方法は冒頭の通り、様々です。新車・中古車を購入する流れで下取りすると手間がかからず楽な場合もあります。
自分にあった売却方法はなにか。まずはそこを考えてみるのがいいかもしれません。(相馬はじめ)
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みんなのコメント
10年落ちとなるとガタガタだろうな。
それで20万円もつけばいいと思う。