F1のレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、アゼルバイジャンGPの決勝レース終盤にバルテリ・ボッタス(メルセデス)が踏んだデブリについて、トラック上にこれが落ちていたことを認識していなかったと話した。
2度目のリスタート後にトップの座を守ったボッタスだったが、残り3周のところでコース上に落ちていたデブリを踏んでしまい、右リヤタイヤのパンクに見舞われてしまった。なおボッタスは14位で完走扱いとなっている。
ガスリー、接触のマグヌッセンを”最も危険なドライバー”と厳しく非難/F1アゼルバイジャンGP
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、「セーフティカーの後ろで6周も走っている時に、このようなものがコース上に落ちているべきではない」と主張し、ボッタスが踏んだデブリは”拳大の大きさ”であったと話した。しかしホワイティングは、問題となっているデブリに当時は気が付いていなかったという。
「このデブリに関してはいかなる報告も受けていなかった」
「レース全体を見ても、マーシャルは優秀だった。彼らはデブリの報告についても非常によくやってくれた」
「おそらく、そのデブリは(ピエール)ガスリーと(ケビン)マグヌッセンの接触によって発生したものだ。しかし、これについての報告は何も受けていない」
「もちろん、我々は常にトラック上にデブリが無い状態を保とうとしている。しかし、もしそれ(デブリ)に気がついていなければ、完全にトラックを綺麗にするのは少し難しい」
「レースを通して、我々はデブリについて継続的に報告を受けており、それに対処していた。トラック上のあらゆるデブリに対処できたと考えていた」
「それゆえレースがリスタートした時、我々はトラック上は全て綺麗になっていると大いに自信を持っていた」
「完全に安心して、セーフティカーに関する判断を下すこともできた」
その一方でウルフは、あのようなやり方でボッタスがレースを失ったのは”残酷だった”と述べた。
彼は、ボッタスがセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)から首位を奪うことに成功した戦略について、「バルテリには優勝が近づいていた。もちろん我々は、ステイアウトしていればセーフティカーのチャンスが来るだろうと考えていたので、そうしていたのだ」と語った。
「トラック上のデブリのせいで見えていた優勝を失うなんて、彼にとってはただただ非常に残酷だ」
「運もスポーツの一部だ。過去にはセーフティカーのせいで形勢が不利になったこともあったが、今日は(ルイス・ハミルトンに)優勝をもたらした」
「しかしふたつの理由で、望ましい状況だとは感じられなかった。まずひとつには、我々にはペースが不足していたというのが挙げられる。そしてふたつ目は、トラック上で最も速かった男が、コースのデブリが原因でパンクに見舞われ、レースを終えることができなかったことだ」
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