バルテリ・ボッタスが、フランコ・コラピントに代わってアルピーヌのセカンドドライバーの座に就く可能性が浮上している。F1オーストリアGPが開催された週末、レッドブルリンクで、事実上のチーム代表フラビオ・ブリアトーレと、ボッタスおよび彼のマネジメントが短時間ながら会談を行っていたことで、この説が持ち上がった。
ボッタスは2025年のF1レースシートを確保できなかったため、今年はメルセデスのテスト兼リザーブドライバーを務めるとともに、ルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリへの指導も行っている。
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来年からF1に参戦するキャデラックとの交渉が進んでいるといわれるボッタスだが、「今年中にグランプリレースに復帰するチャンスがあるなら、飛びつく」と常に明言してきた。また、「2026年になってもまだF1でシートがないようなら、他のカテゴリーに目を向けるしかない。僕にとっての唯一の目標はレースに復帰することなんだ」とも語っている。
ボッタスは昨年の今頃、決断を先延ばしにしすぎた結果、カルロス・サインツがウイリアムズと契約を結び、シート獲得の機会を逃した。今年は同じ過ちを繰り返したくないと考えており、最近では、「サマーシャットダウン前に自分の将来を決めたい。それが自分の個人的な締切であり、それまでにすべてを整理して契約にサインしたいと思っている。つまり、残された時間は1カ月と少しだ」と明かした。
キャデラックはボッタスを2026年ドライバーの第一候補として考えていると広く信じられており、今週末のイギリスGPで契約が正式に発表される可能性もあると主張する者すらいる。しかし、アルピーヌと契約し、今シーズンのうちに、もしかするとベルギーGPからF1に復帰する可能性があるとすれば、ボッタスにとってその方が魅力的な選択肢になり得る。アルピーヌが2026年からメルセデス製パワーユニットを搭載することも、大きな要素だ。
なぜコラピントの後任についてのうわさが出てきているかというと、ジャック・ドゥーハンの代わりに起用し、ここまで5戦を走らせたフランコ・コラピントのパフォーマンスに、ブリアトーレが明らかに不満を持っているからだ。コラピントは、経験豊富なチームメイト、ピエール・ガスリーのペースに予選でも決勝でも届いていないうえに、何度か不要なインシデントにも関与している。今シーズンここまでのコラピントの決勝最高位は13位にとどまっている。
だが、ブリアトーレは、ドゥーハンについては、F1向きのドライバーではないと考えており、再起用する意思はないようだ。さらにガスリーの最近のパフォーマンスにも完全に満足しているわけではなく、彼のチームメイトとして実力が証明されたドライバーを置くことで、より適切なベンチマークを得たいと考えている。
ボッタスはその条件に合致する。彼はF1で10勝を記録し、ルイス・ハミルトンとチームメイトだったメルセデス時代に20回のポールポジションを獲得していることから、速さのあるドライバーであることは明らかだ。仕事に取り組む姿勢も、メルセデスおよびザウバーの関係者全員から高く評価されている。チームを最優先し、チームメイトを必要に応じてサポートすることにも一切ためらわないドライバーなのだ。
ボッタスとアルピーヌの会談は、今週末のイギリスGPの舞台シルバーストンでも行われる予定だ。ただ、ルノー・グループの新CEOが7月15日に発表される見通しであり、ブリアトーレ自身の立場にも不透明感が漂っているため、最終的な結論が出るまでには、さらに数週間を要する可能性がある。
[オートスポーツweb 2025年07月02日]
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