この記事をまとめると
■ディーゼルエンジン車の燃料は軽油だ
これだけクルマの技術が進歩してもディーゼルエンジンの「ガラガラ音」が消えないワケ
■給油口のほか窒素酸化物処理のためのアドブルー(AdBlue)の補給口が設けられている
■もし軽油を入れるべき給油口にアドブルーを入れてしまったらどうなるのか?
最悪エンジンが壊れてしまうことも!
給油での間違いは、致命的な結果ともなりかねないので、注意が必要だ。ガソリンと軽油の入れ間違いはもちろん、ディーゼル車では排出ガス浄化のため、給油口の隣に、尿素SCRという触媒によって窒素酸化物を処理するために必要な、アドブルー(AdBlue)と呼ばれる液体の補給口が設けられている。どちらの補給口にも、間違った補給を行わないことが肝心だ。
ところが、もし軽油を入れるべき給油口にアドブルーを入れてしまったらどうなるのか?
アドブルーは、乗用車の場合、定期点検などで補充することで間に合う場合が多いと考えられるので、消費者自身で補充する機会は少ないと思う。それでも、万一という場合、アドブルーは、尿素を水で薄めた溶液なので、ほぼ水のような液体といえる。したがって、症状としては、軽油に水が混ざった状態と考えていいのではないか。
水と油というように、軽油に水が混ざると、燃料噴射のための圧力が上がりにくくなり、ディーゼルエンジンが始動しにくくなったり、燃焼が適切に行われなくなって不具合を生じたりする懸念がある。いまのエンジンは、コンピュータ制御で精緻に運転を行っているので、多少の不調は制御が補う場合もあるが、燃料自体が水のような異物を含んだことへの対処は十分にできるとはいえない。結果的に、エンジンを壊したり、エンジン補器に悪影響を及ぼしたりする可能性も考えられるだろう。もしそうなれば、余計な修理費が掛ることになる。
そうした懸念を排除するには、入れ間違いをしない注意を払うことに尽きる。間違いを予防するため、軽油の給油口は、給油所のポンプのグリップと同じ、緑色のキャップが用いられている場合が多いはずだ。一方、アドブルーの補給口は、青色のキャップが使われている。色で識別できるよう配慮されているので、それでも入れ間違いをするというのはよほどの注意力散漫な状況だろう。
軽油は、ガソリンほど揮発性はなく、瞬時に燃え広がることはないし、尿素水は肌荒れ対策にもなるような成分なので、人体への影響は大きくないはずだ。しかし、燃料補給や触媒に使う溶液などを補充する際には、注意深く行うのが一番だ。
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みんなのコメント
この写真のように隣り合わせだと、無意識に間違う可能性もないとは言えない。
これはヒューマンエラーを引き起こす可能性のある設計ですね。