MotoGPは今週末のドイツGPから、スターティンググリッドのレイアウトを変更。同一列のライダー間の前後間隔、そして各列の間隔が広がっているが、ライダーたちは事故のリスクが軽減されたと語った。
グランプリ・コミッションは技術変更を承認し、オランダGPからはレーススタート時に車高を下げるホールショットデバイスが禁止され、今回のドイツGPからはグリッドのレイアウトが変更されている。
■小椋藍、ドイツGPのスプリントで4位……ドゥカティ勢3台に敵わずも、決勝には自信「明日はもっとよくなる余地がある」
このグリッドのレイアウト変更は、安全性の向上が目的。ライダー間の前後間隔がこれまでの3mから4mに拡大、各列の間隔も9mから12mに拡がった。グリッド1列に並ぶ人数は、これまで同様3人である。
ライダーたちは、この変更によって事故のリスクが軽減されたと考えている。ただ、グリッド列の間隔が広まったことで、オーバーテイクが少なくなったという側面もあるようだ。
「安全性の面では、おそらく良いことだろう。でもオーバーテイクについては難しくなった」
そう語るのは、テック3・KTMのエネア・バスティアニーニだ。
「どのライダーも、オーバーテイクに苦労していた」
「しかし過去の事例を考えると、安全性が格段に向上した方が良いだろう」
KTMのファクトリーライダーであるブラッド・ビンダーは、アグレッシブなスタートで知られるライダーのひとり。そのため今回の変更は自分には合わないとしつつも、賛成の意向も語った。
「僕にとっては最悪だよ。だって、以前ほど追い抜けなくなるんだから」
そうビンダーは語った。
「たとえ良いスタートを切っても、1列は抜けたとしても、2列はもう無理なんだ。安全性の面では間違いなく正しいことだよ。でもレースの面白さはどうなるか……それについては様子を見てみよう」
アプリリアのホルヘ・マルティンも、今回の変更については安全性の面では良い兆候であると語った。
「正直言って、何も感じなかった」
そうマルティンは言う。
「何かあった時に考える時間と対応するための時間が増えたから、これは良いことだと思う。最初のコーナーでは何も起きなかったから、いいことかもしれない。
ビンダーのチームメイトであるペドロ・アコスタも、新しいグリッド規則をこう語った。
「間違いなく、安全対策として実際に安全性が向上した最初の兆候だと思う」
そうアコスタは言う。
「最初のコーナーに差し掛かると、横にいるのは1人か2人だけで、5人も周りにいるようなことはなかった。良いスタートだと思う」
なおトラックハウスの小椋藍は、短くこう語った。
「特に違いは感じませんでした。僕は、どんな解決策でも構いません」
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みんなのコメント
かなり難しくなったし、早々に縦長の集団になるので
パッシングがより難しくなったようにも見える。
まったく順位が変動しない、それどころか間隔が秒単位の差になっていくレースを見て
「たしかに効果があった」と言うのは早計ではないかと思う。
危険であってほしいわけではないが退屈なレースを見たいわけでもない。
そこが難しいところだ。