ウイリアムズのニコラス・ラティフィは、チームメイトのアレクサンダー・アルボンとの今季開幕から埋まらないパフォーマンス差を不可解に思っている。
ラティフィは今シーズン、開幕から苦戦が続いている。ここまでの最上位はマイアミGPでの14位で、獲得ポイントは無得点となっている。
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一方で、アルボンは今季新加入ながらも、オーストラリアGPとマイアミGPでポイントを獲得し、ラティフィに対して9戦8勝と勝ち越している。
こうした状況からラティフィのウイリアムズでの未来には暗雲が立ち込めている。その後任にはアルピーヌ育成の”秘蔵っ子”オスカー・ピアストリがシートを掴むという見方が強い。
ラティフィは、母国GPとなった第9戦カナダGPでも16位と低迷。決勝レース後には、今季のマシン『FW44』に苦戦し続けていることから「楽しいことは本当に何もなかった」と語った。
「最初からペースが足りてなかった」とラティフィは続ける。
「燃料を搭載していない時でも、燃料を積んでいる時でも、タイヤがいい状態でデグラデーション(性能劣化)も管理できている時でも、僕らはあまりにも遅かった」
「(イギリスGPまでの)この2週間の休みを使って、その原因を理解して、何かしらを見つけられるかどうかを確認しなきゃいけない。僕としては、何か根本的な原因があるはずだと思っている」
「シミュレーションやコースのコンディションには寄らないモノだ。ライバルたちが全力でプッシュしていない時に、僕らにペースがあると思えるようになるんだ」
「どうなるか見てみよう。シルバーストンでリセットして、またそこから頑張りたい」
今季は予算制限の上限額が一段階下げられたことで、各F1チームのアップデート投入タイミングが注目されている。
多くのチームがスペインGPの際にまず大型アップデートを投入し、その他のレースでも細々とアップデートを行なう中、ウイリアムズは比較的保守的なアプローチを取っている。
しかしウイリアムズは今後、”目に見える”規模の空力パッケージをマシンに投入するとしている。
アップデートによりチームはマシンを一歩前進させることを目指しているものの、ラティフィはアルボンとの大きな差は「ドライビングスタイルの問題を遥かに超えた」原因によるものだと考えている。
「確かにラップタイムの差については、シーズン開幕当初は時々その(ドライビングスタイルの)せいにしていたかもしれないし、今もまだ影響しているかもしれない」とラティフィは言う。
「でも僕としては、それを遥かに超えたモノで、これまでのような自信の限界を越えるとペースがないように思えてくるんだ」
「彼(アルボン)がデータ上でやっていることを、自分のマシンがやれるとは思えない状況なんだ」
「ちょっと不思議な感じだ。繰り返しになるけど、この2週間の休みを使って、何か分析できないか考えてみるよ」
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二人共 トップチーム フェラーリの 邪魔者でしか無い