F1を含め世界の様々なモータースポーツを司るFIAは、サステナビリティ兼ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)部門の構造改革を発表し、同部門がふたつの独立した部門に分割。そのため、過去1年半にわたって同部門で担当ディレクターを務めていたサラ・マリアーニが、余剰人員として解雇された。
BBCの報道によると、マリアーニは退任時のメールにこう記していたという。
■FIAベン・スレイエム会長、日本・東京で表敬訪問。石破茂首相やスポーツ庁室伏広治長官らと面会
「悲しいことに、お別れの時が来ました。この仕事が大好きで、ずっと楽しんできました」
「我々の素晴らしい仕事と、信じられないほど才能豊かなチームを楽しみました。こんな突然に終わるとは思っていませんでしたが、人生は続いていきます」
「FIAの外にも人生はあります。才能と献身が報われる人生、指導的立場の女性が活躍し、評価され、尊敬される場所があります」
FIAの声明には次のようにある。
「これらの変更と新たな指導体制の結果、サステナビリティ兼D&I担当ディレクターのサラ・マリアーニは2025年6月20日を持って組織を去ることになった」
「FIAはサラの献身と2023年以降この部門を率いてきたことに大変感謝しており、サラがこの移行を行なう際に十分なサポートを受けられるよう措置を講じてきた」
今回の変更により、FIAサステナビリティ部門はモビリティ担当事務総長であるウィレム・グローネヴァルトの下に移動。D&I部門は、人事担当シニアディレクターのアレッサンドラ・マルヘイムの下に置かれることになり、FIAはこの改革について「D&Iに関する内部と外部の取り組みをまとめることができる」と説明した。
マリアーニは2023年12月に任命され、先週マカオで開催されたFIAカンファレンスの後、自身のLinkedinを更新し、「非常に洞察に満ちた楽しい対話」だったと述べたばかりだった。
FIAでは2021年末からモハメド・ベン・スレイエムが会長に就任して以降、レーシングドライバーの”言葉狩り”をはじめ様々な論争が巻き起こり、強権的な政治が批判を呼んでいる。
FIAからは4月にスポーツ担当副会長のロバート・リードが辞任したばかりだが、ここ数年では、コンプライアンス主任のパオロ・バサリ、監査委員会主任のベルトラン・バドル、委員会メンバーのトム・パーブス、CEOのナタリー・ロビンが組織を離れた。
またレーススチュワードチームからも、ニールス・ウィティヒがレースディレクターを辞任し、F1シニアレーススチュワードのティム・メイヤー、FIA F2レースディレクター代理のジャネット・タンも去った。またジョニー・ハーバートもF1スチュワードから離れるなど、離職者は後を絶たない。
FIAからの新たな離脱者となったマリアーニ。別れの言葉に穿った見方をすれば、リーダー的女性が正当な評価が与えられる組織ではないとも受け取れる。しかしFIAのシニアHRディレクター兼FIAグローバルマネジメントチームの一員であるアレッサンドラ・マルハメは、次のように語っていた。
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