大物俳優とF1のコラボが止まらない。キアヌ・リーブスが新規参戦キャデラックのドキュメンタリー出演へ

　2026年からF1に参戦するキャデラック。その道のりを描いたドキュメンタリーに、俳優のキアヌ・リーブスが出演することになった。

　リーブスがF1の映像作品に携わるのはこれが初めてではない。彼は2009年のF1で”新規参戦”ながらチャンピオンに輝いたブラウンGPを題材とした『Brawn: The Impossible Formula 1 Story（ありえないF1物語）』にも出演。制作会社North Oneが手掛けた同作品は、エミー賞も受賞するなど高い評価を得た。そして彼が次に取り組むF1プロジェクトも、新規参戦チームが2026年のF1に参戦するまでを描いた作品となる。

　キャデラックのF1プロジェクトは、イギリス・シルバーストンにある6つの倉庫を拠点として、チーム代表グレアム・ロードン指揮の下でチーム運営が行なわれている。また、チームの本丸となるヘッドクォーターはアメリカ・インディアナポリス州のフィッシャーズに建設中であり、そこがキャデラックF1の恒久的な拠点となる予定である。

　チームオーナーであるTWGモータースポーツとゼネラルモーターズ（GM）は、撮影クルーに内部への全面的なアクセスを許可しているため、今回のドキュメンタリーは非常に注目すべき物語となることが期待されている。

　その中でリーブスは自身のプロダクション会社KR+SHと共に、North Oneの制作チームに再び加わり、今回のシリーズでは司会兼エグゼクティブ・プロデューサーを務める。

　リーブスは次のようにコメントした。

「この驚くべきキャデラックF1チームの物語と、F1の世界への挑戦を伝える一端を担えることを大変光栄に思っているし、興奮している」

「我々の目標は、このドキュメンタリーシリーズを通じて、視聴者をこの旅の核心へと連れて行き、世界で最も特別なスポーツのひとつに参加するために必要なすべてを見せることだ」

　このドキュメンタリーは、キャデラックF1チームがゼロからF1チームを作り上げるという壮大な挑戦を追いかけるものとなる。競争力のあるチームを短期間で立ち上げるというユニークな課題の裏側や、長年ヨーロッパ勢が支配してきたF1に「純アメリカンな存在」を根付かせようとするビジョンの詳細に迫る。

　またこの作品は、アメリカに拠点を置く初のF1チーム誕生の裏側を、F1が同国および世界中で人気を高めているという背景の中で描いていく。アメリカにおけるF1人気の高まりは、先般Motorsport Networkが実施したグローバルファン調査にも反映されている。

　TWGモータースポーツおよびキャデラックF1チームのCEO、ダン・トウリスはこう語った。

「これは、大胆な野心とあくなき情熱の物語だ」

「レースへの深い情熱と知識を持つキアヌと仕事ができるのは光栄だし、この素晴らしい物語においてGMとパートナーを組めることを誇りに思う。我々にとってはF1に新しい世代のファンを迎え入れる機会であり、キアヌのクリエイティブな力はその火付け役にふさわしい存在だ」

　またGMのマーク・ロイス社長も次のように期待を寄せた。

「ゼネラルモーターズとTWGモータースポーツは、真にアメリカらしいF1チームをつくるという大胆なミッションで手を組んだ」

「キアヌ・リーブスが、このキャデラックF1チームのF1世界選手権初参戦への道のりを記録してくれることに、非常にワクワクしている」

　なお大物俳優によるF1関連映像作品への参加という点では、先日映画『F1／エフワン』が公開されたばかり。ブラッド・ピットが主演を務め、『トップガン マーヴェリック』の監督・制作陣が手掛けるなど、大きな注目を集めている。世界興行収入は公開直後で1億4400万ドル（約207億円）を超え、全国882スクリーンで公開されている日本でも公開から3日で24万人以上を動員し、興行収入4億2186万円を記録した。

Comments

[kz4********]

クックック…実に楽しみだよアンダーソンくん。

[tnw]

展開力を伴うやり方的のものなら、誰でも出来るというのが通説。