現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【ダカールラリー2022ステージ12】ダカールラリー2022を制したのはGASGASのサム・サンダーランド選手

ここから本文です

【ダカールラリー2022ステージ12】ダカールラリー2022を制したのはGASGASのサム・サンダーランド選手

掲載 1
【ダカールラリー2022ステージ12】ダカールラリー2022を制したのはGASGASのサム・サンダーランド選手

 ダカールラリー2022の最終ステージ12は、ゴール後も総合順位争いから目が離せない展開となりました。総合首位のGASGAS Factory Racingサム・サンダーランド選手から6分52秒遅れの総合2番手から最終ステージをスタートしたMonster Energy Honda Teamのパブロ・キンタニラ選手がステージ優勝を果たしました。しかし、総合優勝には3分27秒届かず総合2位でレースを終えています。

 総合優勝は、第2ステージから第6ステージ終了までレースをリードし、後半も完璧なライディングを披露したGASGAS Factory Racingサム・サンダーランド選手が2022年ダカールラリーチャンピオンになりました。サム・サンダーランド選手の2度目のダカール優勝は、個人的に素晴らしい成果であるだけでなく、KTM AGカンパニーにタイトルが戻ってきたことを意味します。

ホンダ「CB4X」発表 CBR650Rのエンジンを搭載した斬新なコンセプトモデル

 総合優勝には手が届かず総合2位でラリーを終えたキンタニラ選手は2021年5月にMonster Energy Honda Teamに加わると、新チームでの初ラリーとなったアンダルシアラリーで表彰台を獲得。10月にはモロッコラリーで優勝。2022年のダカールラリーで総合2位となり、ダカールラリーでの3回目の表彰台獲得となりました。

■サム・サンダーランド選手(ステージ8位/総合優勝)

 最終ステージの終わりで、優勝かどうかを待つ10分間は、まるで一生分の時間のように感じられました。でも、2回目のダカールで勝ったというこの感覚は、永遠に私の記憶に残ります。この勝利は、1回目よりも良い気分。この勝利は決して簡単なものではなかった。今年はタイムは非常に接近しており、アクセルを緩める暇もなく、最後まで本当に緊迫したレースでした。ハードワークと犠牲、そしてGASGASチームが私のためにしてくれたこと、そのすべてが価値あるものでした。ダカールでの初優勝から5年、長い間待たされた。また優勝できて、GASGASの初優勝を主張できて、とてもうれしいです。チームのみんなが一生懸命に働いてくれて、まさにチームワークの賜物。素晴らしい。

■リッキー・ブラベック選手(ステージ26位/総合7位)

 最終ステージなので、できるだけプッシュしました。岩場が多く、ナビゲーションも難しかったです。誰かがミスをした隙に、他の選手がリードしようと必死でした。僕たちは最後まで諦めずに戦いました。最後まで戦い抜き、充実した気持ちで国に戻れます。僕たちにできることは、それほどありませんでした。最初のステージで1時間近く遅れてしまったので、その後の戦いは大変でした。後半戦でも挽回するのは難しかったです。来年は総合優勝だけを目標に戻ってきます。

■ホセ・イグナシオ・コルネホ選手(ステージ3位/総合6位)

 最終ステージはミスもなくいいペースで走ることができ、いい形でダカールラリーを終えられました。後半戦でいくつか順位を上げることができましたが、序盤のミスが最終順位に響いてしまいました。もっといい順位で走れたはずです。今年は僕にとって苦しいラリーでしたが、来年はもっといい戦いができるはずです。チームは全体的にいいパフォーマンスで走っていました。いい結果で終えたチームメートたちを祝福したいです。

■ホアン・バレダ選手(ステージ4位/総合5位)

 鎖骨の骨折や最初のステージでの40分のロスがありましたが、総合5位でダカールラリーを終えられました。困難な状況でしたが、1年間ダカールラリーのために頑張ってきたので、強い気持ちで戦いました。最後まで諦めずに、完走できました。モータースポーツをしていると、調子がいい時も、悪い時もあります。そんな中でも、できる限りの力を出し切ることが大切です。ダカールラリーに向けて7か月走り続けてきたので、少し休憩します。そして、次の目標に向けて100%の力で臨みます。ダカールラリーでは充実した日々を過ごすことができました。

■パブロ・キンタニラ選手(ステージ1位/総合2位)

 ダカールラリー全体を通して、パフォーマンスと結果には満足しています。特に後半は、安定したパフォーマンスで差を縮めることができました。チームが素晴らしい仕事をしてくれました。とてもタフなラリーでしたが、充実したものでした。総合優勝のチャンスは逃してしまいましたが、総合2位という結果には満足しています。上位でダカールラリーを終えることができたので、この時間を楽しみます。

※ ※ ※

 ダカールラリー2022のステージ優勝は、バレダ選手2回、コルネホ選手2回、キンタニラ選手1回で、Monster Energy Honda Teamとしては計5ステージで優勝。ホンダとしてのステージ優勝回数は累計97回です

関連タグ

こんな記事も読まれています

ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
AUTOSPORT web
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
ベストカーWeb
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
Auto Messe Web
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
カー・アンド・ドライバー
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
グーネット
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
グーネット
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
グーネット
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
グーネット
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
月刊自家用車WEB
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
AUTOSPORT web
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
AUTOCAR JAPAN
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
Auto Messe Web
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
グーネット
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
くるまのニュース
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
AUTOCAR JAPAN
マツダ、北京モーターショーで新型電動車2機種を初披露。2024年中に1車種を発売
マツダ、北京モーターショーで新型電動車2機種を初披露。2024年中に1車種を発売
driver@web
3/4サイズの「セブン」は50ccの原付きカー! ワンオフで製作してナンバー取得済み。左足アクセル仕様の理由とは【マイクロカー図鑑】
3/4サイズの「セブン」は50ccの原付きカー! ワンオフで製作してナンバー取得済み。左足アクセル仕様の理由とは【マイクロカー図鑑】
Auto Messe Web
「しっとり」と「猛烈」の共存 BMW i5 M60 xドライブ 電動の旗艦が見せた幅広い守備範囲に脱帽
「しっとり」と「猛烈」の共存 BMW i5 M60 xドライブ 電動の旗艦が見せた幅広い守備範囲に脱帽
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

1件
  • 案外シート高が低く見える。それともサンダーランド選手がデカイのか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村