元F1ドライバーであり、2015年からスーパーGTに参戦してきたヘイキ・コバライネンが、スーパーGTでの活動を終了することを発表した。
2007年にルノーからF1デビューしたコバライネンは、2008年にマクラーレンに移籍し、ハンガリーGPで優勝。その後ロータスに移籍し、F1で合計111レースを戦った。
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2015年からは活躍の場を日本に移し、LEXUS TEAM SARDの一員に。参戦2戦目の2016年には、RC Fを駆り平手晃平と共にGT500のチャンピオンに輝いた。その後も毎年勝利を重ねていたが、今季は開幕戦岡山と最終戦富士での4位が最高リザルトとなった。
コバライネンは自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。今季限りでスーパーGTから離れることを決めた理由として、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために日本が厳しい渡航制限を行なっている中で、家族と過ごす時間を増やしたいと考えたことを挙げている。
「日曜日に富士で開催されたスーパーGTの最終戦で、僕は4位に入った」
そうコバライネンは語った。
「かなり良い結果だった。今季の僕たちにとっては最高の結果だったと思う。だから、良いレースでシーズンを終えられたのは良かった」
「しかし同時に、あれは僕にとってスーパーGTでの最後のレースだった。7年間在籍してきたけど、スーパーGTでの活動を終了することに決めた」
「理由はいくつかある。もちろん、今季は僕たちにとって厳しいものだったし、思うように競争力を発揮できず、結果も残せなかった」
「中団や後方でレースをするのは時に厳しい。でもそれが主な理由ではないんだ」
「一番の理由は、コロナウイルスだ。この2年間は渡航制限のため、ほとんどの期間を日本で過ごした。日本の入国管理はとても厳しいんだ」
「就労ビザがあれば出入国できるけど、妻はそれができなかった。そのため、僕は家族や妻と離れて過ごさなければならない期間があり、来年も同じことをする覚悟はなかった」
「それが今回の決断の主な理由だ。SARDレーシングには感謝している。SARDレーシングとSARD全体は僕にとって家族のような存在だ」
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