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ダイハツ ハイゼット トラック PTO ダンプ 大発命は、気合の入った“デコトラ”だった!──GQ新着カー

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ダイハツ ハイゼット トラック PTO ダンプ 大発命は、気合の入った“デコトラ”だった!──GQ新着カー

2026年1月9日から開催された「東京オートサロン2026」(千葉県・幕張メッセ)のダイハツブースは、個性的なクルマが多数展示された。まずは「 ハイゼット トラック PTO ダンプ 大発命(ダイハツメイ)」に迫る!

ド派手な内外装

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東京オートサロン2026のダイハツブースで、来場者の視線を釘付けにしていたのがハイゼット トラック PTOダンプをベースにしたカスタムカー、大発命(ダイハツメイ)。

これまでダイハツのオートサロン出展車両といえば、スポーティーなモデルや、ワイルドでタフなオフロード仕様が主流だった。しかし今回は、あえて商用車としての原点に立ち返り、日々現場で働く職人やユーザーにスポットライトを当てているのが特徴だった。

ベース車両に選ばれたのはハイゼット トラック PTOダンプ。電動ダンプとは異なり、エンジンの動力を直接利用して荷台を持ち上げる「PTO(パワー・テイク・オフ)」機構を持つ軽ダンプは、現在ダイハツだけがラインナップしている独自の強みだ。他社にはないこの特徴的なメカニズムをアピールしつつ、ド派手な装飾で来場者を驚かせる……それが大発命の狙いだ。

エクステリアは、目が覚めるような鮮烈なブルーのボディカラーに、無数のラメが輝く塗装が施されている。バンパーやバイザー、サイドパネルは鏡面仕上げのメッキパーツで武装され、グリル中央には赤く輝く“大発命”のエンブレムが鎮座。さらに、緑色のLEDマーカーが車体下部やバイザーを彩り、まさにデコトラの王道をいく仕上がりとなっている。

ダンプアップされた荷台のギミックにも注目だ。荷台を持ち上げると現れるのは、なんと巨大なわなげ」盤面。これは単なる飾りではなく、実際に遊べるように設計されている。

なぜダンプの荷台をわなげにしたのか? 開発担当者は、「輪(わ)と輪(わ)で『ワオ!』という驚きを作りたかった」と語る。そこには、人と人との「輪(つながり)」を大切にしたいという想いが込められていた。

また、荷台を斜めに固定して遊ぶこの形状には、安全性への配慮もあった。滑り台のような形状だと危険が伴うものの、「わなげ」であれば安全に、かつ多くの人が楽しめるエンターテインメントになるという。輪が入ると盤面が光る仕組みも搭載されており、ブースを訪れる子供から大人までを笑顔にする仕掛けとなっていた。

ド派手な外装に負けず劣らず、インテリアも圧巻の世界観が広がる。ドアを開けると目に飛び込んでくるのは、シートからダッシュボード、ドアの内張りに至るまで張り巡らされた、真紅とゴールドの「金華山(きんかざん)」織りの生地だ。

この柄には、ダイハツならではの深いこだわりが隠されている。デザインのモチーフになっているのは、ダイハツの工場がある大分県中津市の「中津祇園の菊」と、大阪府池田市の市花である「さつき」。ただ派手なだけでなく、生産拠点へのリスペクトと郷土愛を、伝統的なトラック内装のスタイルである金華山織りで表現したのだ。車体フロント部分に掲げられた「池田」「中津」というアンドン(行灯)風の装飾も、このルーツを強調する。

さらに室内天井には小型のシャンデリアが輝く。リヤガラス部分にはトラックカスタムで人気の「ナイアガラ」と呼ばれる壁掛けシャンデリアを設置するのだが、軽トラのサイズに合わせて特注したミニサイズというから細かい。限られたキャビンスペースの中で、いかに本物のデコトラの雰囲気を再現するかに力が注がれたのだ。

大発命は、単なるカスタムカーの展示にとどまらず、インナーコミュニケーションや、ダイハツに関わる全ての人を笑顔にしたいという開発陣の願いがカタチになった一台だ。

軽トラという“働くクルマ”が持つ無限の可能性と、遊び心を東京オートサロン2026の会場で高らかに発信していたのが印象的だった。

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文:GQ JAPAN 稲垣邦康(GQ)
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