限定99台の超ド級オマージュモデル
アウトモビリ・ランボルギーニは2026年8月3日、名車「ミウラ」の誕生60周年を記念した特別仕様車「レヴエルト・ミウラ60°オマージュ」を発表した。このモデルは同社デザイン部門チェントロ・スティーレと、カスタマイズ部門のアド・ペルソナム・プログラムの共同作業により、世界限定99台生産となる。
黒ルーフと専用20インチアルミが放つ陰影。レンジローバー ヴェラール限定車「アーバンコントラスト・エディション」登場
【画像14枚】名車ミウラ生誕60周年を祝う特別なレヴエルトをじっくり鑑賞!
エクステリア:往年の名色と専用のツートンカラー
1966年に登場したミウラは、世界初のミッドシップ・スーパースポーツカーとして自動車史に名を残すモデルだ。当時の最強バージョンは最高出力385ps、最高速度290km/h超を誇り、その革新的なデザインとともに1960年代の自動車文化を象徴する存在になった。
今回の特別仕様車は、ランボルギーニのフラッグシップHPEV(ハイパフォーマンス・エレクトリック・ビークル)であるレヴエルトをベースとし、そこにミウラを特徴づけるアイコニックなスタイリング要素を現代的に再解釈して盛り込んだものだ。
ボディカラーは、かつてミウラに設定されていたカラーをモチーフに、以下の9色を展開。すなわち、「ロッソ・アランチョ」「アランチョ」「ジャッロ」「ヴェルデ・スキャンダル」「ヴェルデ・メタリック」「ブル・タヒチ」「ブル・ノッテ」「ネロ・ノクティス」「ビアンコ・モノケロス」の9色である。
外装デザインの最大の特徴は、ボディ下部をメインボディと異なるコントラストカラーで仕上げた専用カラーリングである。仕様は「オロ・エリオス(ボディ下部)+アルタネロ・シャイニー・ゴールド(ホイール)」「グリジオ・ニンバス(ボディ下部)+アルタネロ・マット・チタニウム・ダイヤモンド(ホイール)」の2種類から選択できる。
さらに、サイドシルの「Revuelto」ロゴ上部に配置された専用の「Miura 60」ロゴ、オリジナルのミウラを想起させるリアのグロスブラックのランボルギーニ・ロゴ、同じくグロスブラックのブレーキキャリパー、そしてマットブラックのエキゾーストテールパイプなどが、特別装備として採用されている。
インテリア:「カネロニ」パターンを再現した専用シート
内装にもミウラを彷彿とさせる要素が散りばめられている。シートにはクラシカ・トリム加工が施され、往年の特徴的な「カネロニ」パターンを再現。レザー仕上げはセンタートンネルやドアパネル、リアバルクヘッドにまで延長され、左右のシート間には専用となる「Miura 60」の刺繍があしらわれている。
車内の運転席側には、限定車であることを証明する「Miura 60° - Serie Speciale 1 di 99」の文字が刻まれたカーボンファイバー製専用プレートを装着。
なお、オリジナルのミウラを所有するオーナーに対しては、上記9色以外であっても、アド・ペルソナム・プログラムを通じて自身の車両のオリジナルカラーを忠実に再現できるサービスが提供されるという。
真正かつ希少、そして永続的な感情価値
同社のステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOは、本モデルの発表に際して次のようにコメントしている。
「レヴエルト・ミウラ60°オマージュにおいて、私たちはV12 HPEVスーパースポーツカーの独自の解釈を通じて、私たちの歴史におけるマイルストーンを祝う特別シリーズを作りたいと考えました。伝統にインスパイアされたカラーリング、専用のアド・ペルソナムのディテール、そしてわずか99台という限定生産の組み合わせは、私たちの伝統と、ランボルギーニを定義する事実上無限のパーソナライゼーション機能とのつながりを表現しています」
「私たちのコレクターやお客様にとって、特別であることは、真正性、希少性、そして永続的な感情価値を意味します。レヴエルト・ミウラ60°オマージュは、まさにこの哲学に基づき生み出されました」
実車は、モントレー・カー・ウィーク期間中に設けられるランボルギーニ・ラウンジ・モントレーにて世界初公開される予定である。
【ル・ボラン編集部より】 V12横置きミッドシップという革命で歴史を築いたミウラと、V12+3モーターのHPEVで新時代を拓くレヴエルト。60年の時を隔てた両者だが、常識を打ち破るランボルギーニの開拓精神は見事に共鳴している。単なる懐古趣味のカラーリングと侮るなかれ。最新の電動化技術がもたらす洗練された超絶パフォーマンスのなかに、かつてミウラが放っていた野性味と艶やかさを同居させた点にこそ、この限定車の真価がある。最新にして最良のV12を味わう上で、これほどドラマチックな仕立てはない。
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