現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > マッサが2008年のタイトル喪失についてF1とFIAに対し損害賠償請求へ。“クラッシュゲート”を隠蔽したとの主張

ここから本文です

マッサが2008年のタイトル喪失についてF1とFIAに対し損害賠償請求へ。“クラッシュゲート”を隠蔽したとの主張

掲載 9
マッサが2008年のタイトル喪失についてF1とFIAに対し損害賠償請求へ。“クラッシュゲート”を隠蔽したとの主張

 元F1ドライバーのフェリペ・マッサが、F1とFIAの当時の対応によって2008年のF1タイトルを逃したという主張のもとで、両者に賠償請求を行うことを決め、その手続きを開始したと伝えられている。

 マッサの弁護士が、法的な請求を行う意思を相手方に対して示す請求前通知書(Letter Before Claim)をF1のCEOステファノ・ドメニカリとFIA会長モハメド・ビン・スライエムに対し、8月15日に送付したと、ロイターは報じた。これは、裁判での手続きの前に必要な正式な通知書だ。

F1を世界的スポーツに変えたバーニー・エクレストンの探求や葛藤や描いた番組『Lucky!』を制作

 マッサは、フェラーリドライバーだった2008年に、最終戦まで当時マクラーレンのドライバーだったルイス・ハミルトンとタイトルを争ったが、わずか1点差で敗れた。

 この年のシンガポールGPでは、ルノーチームが不正を行ったことが後に発覚。これは“クラッシュゲート”と呼ばれるスキャンダルで、ルノーチーム上層部が、当時のドライバーであるフェルナンド・アロンソにレース中に優位性をもたらすために、チームメイトのネルソン・ピケJr.に故意のクラッシュを指示し、意図的にレースを操作したもの。これによりアロンソは勝利を挙げた。

 このレースでマッサはトップを走行していたが、クラッシュによるセーフティカー出動時にピットインした際、フェラーリがピットストップ作業でミスを犯し、給油ホースがマシンに接続された状態でマシンをリリース。これによる遅れと、危険なリリースに対するペナルティで、マッサは13位に終わった。

 マッサが今になって訴訟手続きを起こそうと決めたきっかけは、4月にドイツのウェブサイト『F1-Insider』に掲載された元F1最高責任者バーニー・エクレストンのインタビューだった。そのインタビューのなかでエクレストンは、自分と当時のFIA会長マックス・モズレーは、ピケのクラッシュは意図的なものであると知っていたが、「F1を守るために」その場で指摘しないことを決めたと示唆した。

『F1-Insider』は、エクレストンがインタビューにおいて、「規定に従い、このような状況ではシンガポールでのレースをキャンセルすべきだった。その場合、ルイス・ハミルトンではなくフェリペ・マッサがワールドチャンピオンになっていただろう」と語ったと伝えている。

 ルノーについての調査は翌年に行われ、当時のチーム代表フラビオ・ブリアトーレとエンジニアリングディレクターのパット・シモンズが事故の計画に関わったとみなされた。ふたりはモータースポーツへの関与を禁止され、ルノーは執行猶予付きの参戦資格剥奪という処分を受けた。

 ロイターによれば、マッサの代理人を務めるエンヨ・ローが送付した8ページにわたる請求前通知書には、マッサは「F1最高レベルの個人、FIAおよびフォーミュラワン・マネジメントによる陰謀の犠牲者」であり、マッサはクラッシュゲートにより、数千万ユーロに上る経済的損失を被ったとの主張が記されているという。

「要するに、マッサ氏こそが正当な2008年のドライバーズチャンピオンである。F1とFIAは彼からそのタイトルを奪った不正行為を意図的に無視した」と書類には記されている。

「マッサ氏は現時点で自身の損失を完全に数値化することはできないが、その額は数千万ユーロを超える可能性が高いと見積もっている」

「この金額には、マッサ氏が被った精神的、そして評判上の重大な損失は含まれていない」

 14日以内に満足いく回答が得られない場合、マッサはイギリスの裁判所で法的手続きを開始するということだ。

 ロイターがエクレストンに電話でコメントを求めたところ、自分がインタビューにおいて言ったこと、さらにインタビューに応じたことについても、記憶にないと答えたという。

「正直言って、このことについて何も覚えていない。確かにインタビューに応じた覚えもない」とエクレストンは述べたということだ。

 15年前のリザルトについて抗議を行うことについては、可能かどうか定かではない。FIA国際モータースポーツ競技規則では、審査を要求する権利は、競技終了後14日暦日、あるいはその年のFIA表彰式の4日前に失効すると規定されている。

こんな記事も読まれています

[音響機材・チョイスの勘どころ]メインユニット…市販「ディスプレイオーディオ」のトレンドを分析!
[音響機材・チョイスの勘どころ]メインユニット…市販「ディスプレイオーディオ」のトレンドを分析!
レスポンス
「黄色」は“注意して進め”「じゃない」!? 実は間違って覚えてた? 再認識したい「黄色信号の原理原則」とは
「黄色」は“注意して進め”「じゃない」!? 実は間違って覚えてた? 再認識したい「黄色信号の原理原則」とは
くるまのニュース
同じようなのゴムの塊に見えるけどなんでそんなに違う? 同サイズでもタイヤの価格がピンキリなワケ
同じようなのゴムの塊に見えるけどなんでそんなに違う? 同サイズでもタイヤの価格がピンキリなワケ
WEB CARTOP
マックス・フェルスタッペン、26歳にしてF1優勝回数で歴代3位に。ただハミルトン、シューマッハーの“2大巨頭”は遥か先……果たして追いつけるか?
マックス・フェルスタッペン、26歳にしてF1優勝回数で歴代3位に。ただハミルトン、シューマッハーの“2大巨頭”は遥か先……果たして追いつけるか?
motorsport.com 日本版
最近、ガソリンスタンドで「水抜き剤」をめっきり勧められなくなったワケ
最近、ガソリンスタンドで「水抜き剤」をめっきり勧められなくなったワケ
Merkmal
シーズン最終戦、Moto3ラストレース。佐々木歩夢が飾った感銘的な優勝/第20戦バレンシアGP
シーズン最終戦、Moto3ラストレース。佐々木歩夢が飾った感銘的な優勝/第20戦バレンシアGP
AUTOSPORT web
アキュラのスポーツセダン、顔が変わった…『TLX』改良新型を米国発売
アキュラのスポーツセダン、顔が変わった…『TLX』改良新型を米国発売
レスポンス
レトロなスーパーカブのイラストがあしらわれた新作スウェットが CAMSHOP.JP から登場!
レトロなスーパーカブのイラストがあしらわれた新作スウェットが CAMSHOP.JP から登場!
バイクブロス
日産「次期型マーチ」まもなく登場!? 斬新“丸目”の爆速「2人乗りハッチバック」になるか? 新型「マイクラ」の生産をアンペアが行うと発表
日産「次期型マーチ」まもなく登場!? 斬新“丸目”の爆速「2人乗りハッチバック」になるか? 新型「マイクラ」の生産をアンペアが行うと発表
くるまのニュース
ミッキーマウスのイニシャルを全面に、フィアット『トッポリーノ』がモダンアートに
ミッキーマウスのイニシャルを全面に、フィアット『トッポリーノ』がモダンアートに
レスポンス
アルファロメオ、「ジュリア クアドリフォリオ」「ステルヴィオ クアドリフォリオ」の仕様変更を実施
アルファロメオ、「ジュリア クアドリフォリオ」「ステルヴィオ クアドリフォリオ」の仕様変更を実施
月刊自家用車WEB
ポルシェ パナメーラ 新型…サイドとリアの窓の処理
ポルシェ パナメーラ 新型…サイドとリアの窓の処理
レスポンス
大クラッシュに予選Q1落ち……サインツJr.、流れ掴めなかったラスト2戦に落胆隠せず「これが今季の暗黒面」
大クラッシュに予選Q1落ち……サインツJr.、流れ掴めなかったラスト2戦に落胆隠せず「これが今季の暗黒面」
motorsport.com 日本版
2024年WEC暫定エントリーリスト発表! ランボルギーニ、BMW、アルピーヌが新たに参入
2024年WEC暫定エントリーリスト発表! ランボルギーニ、BMW、アルピーヌが新たに参入
Webモーターマガジン
ラリージャパンのレッキ車両は単なる「下見の足」じゃなかった! ワークスチームが積んだ「ハイテク機器」に驚き!!
ラリージャパンのレッキ車両は単なる「下見の足」じゃなかった! ワークスチームが積んだ「ハイテク機器」に驚き!!
WEB CARTOP
『ホンダNSX(JGTC GT500/2001年)』同士討ちとトラブルで連覇を逃した年間最多勝車【忘れがたき銘車たち】
『ホンダNSX(JGTC GT500/2001年)』同士討ちとトラブルで連覇を逃した年間最多勝車【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
【MotoGP】ヤマハのクアルタラロ、バレンシアテストの手応えはイマイチ?「進歩はあるけど、まだまだライバルには遠い」
【MotoGP】ヤマハのクアルタラロ、バレンシアテストの手応えはイマイチ?「進歩はあるけど、まだまだライバルには遠い」
motorsport.com 日本版
トヨタの“新型スポーツカー”「FT-Se」登場! なぜ“ド迫力ボディ”実現した? デザインに組み込まれた意図とは
トヨタの“新型スポーツカー”「FT-Se」登場! なぜ“ド迫力ボディ”実現した? デザインに組み込まれた意図とは
くるまのニュース

みんなのコメント

9件
  • マッサのチャンピオン云々より、アロンソの優勝が取り消しにならなかったことの方がおかしい。
  • 器の小さい野郎だな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで! 登録してお得なクーポンを獲得しよう
マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村