現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ベンツ・VW・BMWに次ぐポジション! 日本市場でなぜボルボは強いのか?

ここから本文です

ベンツ・VW・BMWに次ぐポジション! 日本市場でなぜボルボは強いのか?

掲載 更新
ベンツ・VW・BMWに次ぐポジション! 日本市場でなぜボルボは強いのか?

 ジャーマン・ブランドにつづくポジションを確保

 日本市場における輸入車といえばジャーマン3と呼ばれる3大ブランドは、メルセデス、BMW、フォルクスワーゲン。フォルクスワーゲンは同グループにアウディがあり、BMWはMINIを有している。実際、2018年上半期の外国メーカー車(乗用車)の新規登録台数のランキング(JAIA調べ)を見ると、1位がメルセデス、2位フォルクスワーゲン、3位BMW、4位アウディ、5位BMW MINIとなっており、その5ブランドで7割を超えるシェアを占めているほどだ。

ボルボが世界初の正面衝突被害低減機能を採用! たった10km/h速度を落とすだけのもつ意味とは

 さて、そのランキングにおいてジャーマン3に次ぐポジションについているのがボルボだ。スウェーデン生まれのこのブランドは、アメリカの資本が入ったこともあったし、いまは中国メーカーの傘下となっているが、一貫して徹底して安全思想をブランディングの軸としてきた。3点式シートベルトを生み出したのがボルボである、というのは知られているところだが、いまや当たり前の存在となったプリクラッシュセーフティシステムで完全停止までできるようにしたのもボルボが初なのだ。また歩行者用エアバッグもボルボが世 界に先んじて採用した装備だ。

 現在、ボルボが採用する総合安全技術「インテリセーフ」に含まれる衝突被害軽減ブレーキは先行車両や歩行者を認識するのはもちろん、サイクリストも検知するし、交差点での右直事故を防ぐ機能さえ有している。単に始めたのが早いだけではなく、常にライバルを先行し続けている。それもこれも、前述したように安全こそボルボがもっとも大事にするものだからだ。もともと事故において乗員を守る強靭なボディには定評のあったボルボは、事故そのものをなくそうとしているのだ。それがブランドへの信頼感につながっている。

 また、パワートレインについても近年のボルボは先進的かつ信頼性の高いものとなっている。たとえば2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したXC60には、日本のデンソーが開発した「i-ART(自律噴射精度補償技術)」を採用したディーゼルエンジンのほか、ツインチャージャーにより320馬力を発生するガソリンエンジンも設定。さらにモーター駆動を組み合わせたプラグインハイブリッドも用意するなど、そのバリエーションは豊富。パワートレインの面でも先進性をアピールしている。

 それに加えて、スカンジナビアン・デザインと呼ばれる独自のテイストにより仕上げられた内外装は、ボルボでしか味わえないといえるもの。そこに魅力を感じるユーザーにとっては他に選択肢がないというのも、いまの人気を支えているのだろう。

 輸入車に特別な個性を求めるユーザーマインドに、最新の環境性能、そしてボルボの伝統である優れた安全性能が合わさることで、高い評価につながり、それが販売台数という数字に表れているというのだ。

こんな記事も読まれています

横浜ゴム「GEOLANDAR X-CV」「GEOLANDAR A/T G31」がトヨタ 新型「ランドクルーザー250」に新車装着
横浜ゴム「GEOLANDAR X-CV」「GEOLANDAR A/T G31」がトヨタ 新型「ランドクルーザー250」に新車装着
くるまのニュース
スフィアライトから「純正LEDフォグパワーアップバルブ」が発売
スフィアライトから「純正LEDフォグパワーアップバルブ」が発売
レスポンス
明るい話題だけではやっていけない。メルセデスF1代表、終わらない苦戦から「チームが一歩踏み出す必要がある」
明るい話題だけではやっていけない。メルセデスF1代表、終わらない苦戦から「チームが一歩踏み出す必要がある」
motorsport.com 日本版
WRC育成2期生、初のターマック戦『クロアチア・ラリー』を完走。グラベルクルーとの連携も経験
WRC育成2期生、初のターマック戦『クロアチア・ラリー』を完走。グラベルクルーとの連携も経験
AUTOSPORT web
どこがどう違う?ボルボの最新コンパクトEV「EX30」とレクサス「LBX」を徹底比較
どこがどう違う?ボルボの最新コンパクトEV「EX30」とレクサス「LBX」を徹底比較
@DIME
日本で大人気の「軽自動車」なんで海外で売らないの? コンパクトで「燃費・性能」もバツグン! “高評価”でもメーカーが「輸出しない」理由とは
日本で大人気の「軽自動車」なんで海外で売らないの? コンパクトで「燃費・性能」もバツグン! “高評価”でもメーカーが「輸出しない」理由とは
くるまのニュース
レクサス、新型SUV「GX550」を今秋に発売! さらに100台限定で“オーバートレイル+”も先行抽選販売へ。
レクサス、新型SUV「GX550」を今秋に発売! さらに100台限定で“オーバートレイル+”も先行抽選販売へ。
くるくら
レクサスが新型「GX550」の限定モデル“OVERTRAIL+”を抽選で発売
レクサスが新型「GX550」の限定モデル“OVERTRAIL+”を抽選で発売
@DIME
F2王者プルシェール、F1参戦叶わなければインディカーフル参戦も視野に? オーバル挑戦にも前向き「チャンスがあれば当然やりたいよ」
F2王者プルシェール、F1参戦叶わなければインディカーフル参戦も視野に? オーバル挑戦にも前向き「チャンスがあれば当然やりたいよ」
motorsport.com 日本版
ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
レスポンス
全国各地で地震が多発! クルマまわりの防災設備をさらに強化しつつ「モバイルトイレ」にも期待【連載 桃田健史の突撃!キャンパーライフ「コンちゃんと一緒」】
全国各地で地震が多発! クルマまわりの防災設備をさらに強化しつつ「モバイルトイレ」にも期待【連載 桃田健史の突撃!キャンパーライフ「コンちゃんと一緒」】
LE VOLANT CARSMEET WEB
6速MT搭載! マツダ「小さな高級コンパクト」あった!? クラス超え“上質内装”×めちゃスポーティデザイン採用! 登場期待された「斬新モデル」とは
6速MT搭載! マツダ「小さな高級コンパクト」あった!? クラス超え“上質内装”×めちゃスポーティデザイン採用! 登場期待された「斬新モデル」とは
くるまのニュース
人気の無料地図アプリ「グーグルマップ」の道案内はまだ“純正カーナビ”にはかなわない!? 使いこなすのに覚えておくべきアプリの“クセ”とは?
人気の無料地図アプリ「グーグルマップ」の道案内はまだ“純正カーナビ”にはかなわない!? 使いこなすのに覚えておくべきアプリの“クセ”とは?
VAGUE
郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
レスポンス
トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」がそれぞれ「良いクルマ」を目指したら、驚くほど似た味付けになってしまいました
トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」がそれぞれ「良いクルマ」を目指したら、驚くほど似た味付けになってしまいました
Auto Messe Web
7月にマイナーチェンジ版が生産開始! 新型「BMW i4」「BMW 4シリーズ グランクーペ」、テクノロジーとデザインを刷新へ
7月にマイナーチェンジ版が生産開始! 新型「BMW i4」「BMW 4シリーズ グランクーペ」、テクノロジーとデザインを刷新へ
LE VOLANT CARSMEET WEB
昨年までとは大違い! 大きな一歩を踏み出し”違う世界”を戦うハースF1
昨年までとは大違い! 大きな一歩を踏み出し”違う世界”を戦うハースF1
motorsport.com 日本版
ハイパーSUV「アストンマーティンDBX707」がインテリアを大幅に変更。先進性とラグジュアリーさが高次元で共存
ハイパーSUV「アストンマーティンDBX707」がインテリアを大幅に変更。先進性とラグジュアリーさが高次元で共存
Webモーターマガジン

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

298.0490.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0800.0万円

中古車を検索
MINIの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

298.0490.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0800.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村