レジェンドで世界初のレベル3自動運転を実現させたホンダだが、その普及版ともいえるレベル2+、いわゆるハンズフリードライブの領域では、近年話題が乏しかった。しかしホンダファンよ、お待たせ。レジェンド以来の手放し運転可能なモデルが登場したぞ。それがアコードに追加された新グレード「ホンダセンシング360+(サンロクマルプラス)」だ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:小林岳夫、ホンダ
腕利きドライバーを雇った気分!! 新型アコードに備わった手放し運転が神レベルな件!!
【画像ギャラリー】アコード360+の内外装の違いをたっぷり見て!(23枚)
ホンダセンシング360に高精度地図やドライバーモニタリングを「+」!
5月末に投入されたニューモデル「アコード ホンダセンシング360+」
もともとアコードは「ホンダセンシング360」という安全運転支援システムを備えていた。360+は、その360が備えるセンサー類はそのままに、高精度地図と地図ECU、全球測位衛星システム(GNSS)、ドライバーモニタリングカメラなどを追加、Googleの車載システムとも連携させることで、ナビ連携が可能なハンズフリードライブを実現した。ステアリングのスポーク付け根には、ハンズフリー可能時に点灯するブルーのインジケーターがあり、これが360+搭載の目印でもある。
具体的にホンダセンシング360+が実現した機能だが、まとめると以下のようになる。
・ハンズオフ機能付き高度車線内運転支援
・レコメンド型車線変更支援機能
・カーブ路外逸脱早期警報
・降車時車両接近警報
・ドライバー異常時対応システム
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腕利きドライバーのようなジェントルな振る舞い
レジェンド以来のハンズフリー(レベル2+相当)を実現!
早速、高速道路を走ってみた。取材日はあいにくの雨だったが、システムの耐候性検証にはかえって都合がいい。途中雨が強くなる場面もあったが、アコードが車線をロストすることはもちろん皆無だった。
コースは御殿場ICから東名道を沼津ICへ向かい、帰路は長泉沼津ICから新東名を御殿場へと戻る。アコード360+はGoogle Mapと連携して高速道の分岐や退出支援も行うから、予めナビで目的地を設定するか、ホンダトータルケアのメニュー「Myコース」で周遊ルートを登録しておくと、より真価が味わえる。
東名に乗って早速アダプティブクルーズ機能をオンにする。インパネやヘッドアップディスプレイ、ステアリングの付け根に車線内運転支援の作動を示すグリーンのサインが灯るが、ほどなくそのサインがブルーに変わった。これがハンズフリーOKの合図だ。
以降はアコードに運転を委ねるが、その振る舞いが実にスムーズなことに驚く。前走車に追いついた際の減速が自然だし、隣車線から割り込みがあったときも、早期に認識してスッっと車間を空ける。
走行ラインにも感心した。カーブでは車線を守りつつアウト・イン・アウト的に走るし、大型車の隣を走るときはわずかに車線を外側にずらすのだ。まるでベテランドライバーに運転してもらっている気分。
トンネル内でもハンズフリーできる!
ハンズフリー可能な場合はステアリングスポーツ付け根がブルーに点灯する
目玉機能のひとつ、追い越し支援を試してみよう。アコードはハンズフリーで走行中、自車より遅い前走車に追いつくと追い越しを提案してくれるのだが、スポークの車線変更ボタンを押すことで、任意の追い越し&車線復帰もできる。
ボタンを押すとインパネに「車線変更を受け付けました」という表示が。追い越し車線や背後に追い上げてくるクルマがいないことを確認すると、無駄なヨーも出さずにノーズが優しく向きを変えた。(この時はステアリングに手を添える必要がある)。
ちなみに360+はトンネル内でもハンズフリーOK。高精度地図と専用ECUを積んでいるため、衛星の測位信号が途切れても、自律走行できるからだ。
日本の高速道路をほぼ全線走破した開発陣
開発にあたっては日本の全高速道路(沖縄を除く)を走ってチューニングしたという
いろいろ感動しているうちに御殿場インターに帰ってきた。3車線の真ん中を走っていると、アコード360+はまもなく分岐退出することを知らせてくれる。Myルートでゴールを設定していたからだが、出口でのカーブの減速まで助けてくれて、実にカユイところに手が届く思いだった。
試乗を終えて感じたことは「レベル2+自動運転ってまだまだ伸び代あるなあ」ってこと。アコード360+の腕利きドライバーのような挙動に、制御を磨く奥深さを感じたからだ。
分岐箇所などではハンズオンを求められる場面もあり、完全に「ずーっと手放し」というわけではなかったが、それでもロングドライブの負担軽減には絶大な効果を生むはずだ。
ホンダセンシング360+を磨きあげるために、日本の高速をほぼ全線走ってファインチューニングを行ったというアコードの開発陣。それはまさに、その伸び代を鍛えるための試みだったに違いない!
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