ヤマハは、2019年“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会の参戦体制を発表。ヤマハ・ファクトリー・レーシングチームが往年のTECH21カラーを復活させて挑むことを明らかにした。
昨年、鈴鹿8耐4連覇を達成したヤマハ・ファクトリー・レーシングチームは、全日本ロードレース選手権で通算8度のチャンピオンに輝いている中須賀克行、スーパーバイク世界選手権に参戦中のアレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークの3名で大会5連覇へ挑む。
■ 開幕戦の連勝から一転……中須賀克行「久々に思い通りにならなかった」
併せてヤマハは、今年が“YZF-R1”の発売から21周年を迎えることを鑑み、ゼッケンナンバー21のオリジンである、1985年の鈴鹿8耐に参戦していた“ヤマハ TECH21チーム”のカラーリングを復刻することも明らかにした。バイクブームに包まれ、日本全体が熱く盛り上がっていた当時のカラーリングを纏って、鈴鹿8耐の盛り上がりを後押ししたいという。
発表会ではヤマハMS統括部MS戦略部の堀越慶太郎部長が登壇し、次のように語った。
「80年台に一世を風靡したカラーリングを復刻させることで、ああ懐かしいな、当時行ったな、久しぶりに鈴鹿に行ってみたいなと思って頂き、鈴鹿を盛り上げていきたいと思っています」と、TECH21カラー復活の狙いを語っている。
また、今回のTECH21カラーの復活には、男性用化粧品TECH21の販売元であった資生堂の多大な協力があったという。ただ、復刻カラーリングが使われるのは今回限りであり、TECH21関連の資生堂商品が再び販売されることは無いということだ。
中須賀は、復刻したTECH21カラーについては身が引き締まる思いだと語っている。
「(TECH21の頃は)生まれて間もないので、どうかと言われると、わからないんですけど…(笑)。僕は2006年からヤマハでレースを戦って、先輩方からお話を聞いていますし、展示車両も見ていました。こういった特別なカラーリング(のマシン)に跨って戦えるのは非常に誇りに思いますし、それに負けないような結果を出さなければいけない、という気が引き締まる思いです」
3年続けて同じメンバーで挑むことになるヤマハ。そのことについて中須賀は「今年で組むようになって3年目ということで、相性も良いので、チーム一丸になって5連覇という記録に挑みたいと思っています」と話した。
また、吉川和多留チーム監督はこの布陣について、「3人のライダーも3年目になり、コース上、コース裏でもコンビネーションが良く、笑顔の絶えないようになっています。(WSBKの)ふたりも非常に好調をキープしていて、中須賀も好調をキープしています」とコメントし、自信を覗かせた。
そして、今年はライバルメーカーが進歩を見せていることから、今一度、マシンのステップを上げ、更に強いヤマハを見せたいと言う。
「他メーカーさんも力を入れて戦闘力が上がってきていますので、(今は)バイクをしっかり見直して、底上げするために一度バランスを崩して、ステップを上げている最中です。それを本番の決勝までにしっかり組み立てて、更に強いヤマハを見せたいなと思っております」と、吉川チーム監督は語った。
なお、2019年の鈴鹿8時間耐久ロードレースは、7月25~28日に開催される予定だ。
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