アルピーヌのブリアトーレ、コラピントの”5戦起用”に矛盾発言「彼のレース数に制限はない」

　F1エミリア・ロマーニャGPからアルピーヌのレギュラードライバーに起用されたフランコ・コラピントは、当初は5戦という期限付きでの起用と伝えられていたが、エグゼクティブアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレがそんなことはないと否定した。

　アルピーヌは今季、ルーキーのジャック・ドゥーハンを起用したものの、序盤6レースで十分な結果を残すことができなかったことから、コラピントとドライバーを交代。しかしそのコラピントも、次の5戦で出場するという形が取られていた。当時のアルピーヌによる発表では、次のようにこの人事が説明された。

「シーズン序盤を分析した結果、今後5戦はフランコとピエール（ガスリー）のペアで戦うことを決めた。[中略……]今後5戦で、新たな試みを試す機会となり、この期間を経て今後の選択肢を検討していく」

　しかしエミリア・ロマーニャGPで、辞任したオリバー・オークス前代表の職務を引き継いだブリアトーレが、前述の発表とは異なる発言を行なった。

「正直に言えば、ジャック・ドゥーハンにはもっと期待していた。彼には休息が必要かもしれない」

　ブリアトーレはSky Italyにそう語った。

「フランコは必要なだけレースに出場する。どこかで彼が5レース出場と読んだが、そうではない。彼のレース数に制限はない。彼が求められているのは、クラッシュせずに速く走り、ポイントを獲得することだ。私は彼に10個も要求しているのではなく、この3つだけを求めている。そして、もし彼がそれを上手くこなしているなら、ずっと彼は走るだろう」



　またブリアトーレには、オークス前代表の急な辞任についても質問が飛んだが、その点については本人も予想していなかったと答えた。

「彼が辞任したのは、マイアミGPの後の個人的な問題によるものだ。事が起きたとき、私も予想していなかった」

「アルピーヌは団結したチームだ。オリバーと私が口論していたというウワサもあったが、それは事実ではない。我々は素晴らしい関係を築いていた」

　現在はチームの全責任を負っているブリアトーレだが、彼は特定の役職や肩書は持っておらず、レーシングディレクターのデイブ・グリーンウッドが形式上はチーム代表者とされている。

「何も変わっていない。組織図は少し変更されたものの、それ以外は全て同じだ」とブリアトーレは言う。

「チーム代表としての役割については、状況を見極める必要がある。今のところ私が指揮を執っているが、それ自体は慣れているし、初めての経験でもない」

Comments

[cje********]

この人がトップになってもマシンが速くなることはない。新人から金を巻き上げるだけのチーム。

[nob********]

矛盾発言は今に始まった事ではないと思うけど。