ウイリアムズF1チームでパフォーマンス部門のトップを務めるロブ・スメドレーが、今シーズンをもってチームを離脱することが決定した。
2014年にウイリアムズへ加入したスメドレーは、苦しいシーズンからの再起を狙ったチームが新たに創設したビークル・パフォーマンス部門のヘッドに就任した。
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スメドレーの活躍もあり、ウイリアムズは2014年と2015年にコンストラクターズランキング3位に入ったが、2016年と2017年はランキング5位に終わった。今年はシーズンの始めから苦戦が続いており、現時点でランキング最下位と低迷している。
彼は、ウイリアムズを辞めた後のことについてはまだ決めていないと明かしている。またウイリアムズ側については、今年は厳しいシーズンを過ごしていることもあって、今もまだ後任を検討していると考えられていて、決定を急いでいないようだ。
今シーズン限りでチームを離れることになるスメドレーだが、今年はすでに空力部門トップのディルク・デ・ビアとチーフデザイナーのエド・ウッドがチームを去っている。
スメドレーは、「私はウイリアムズで十分に自分の時間を楽しんだ」と語った。
「2014年にウイリアムズに加入して以降、チームは大きな変化を経験してきた。私はそれに関わることができて光栄だった」
「F1の中で、ウイリアムズは非常に特別な存在だ。ここにいる才能あるドライバーは、皆ウイリアムズへ行って向上したいと思うはずだ」
「チームは常に私の心に寄り添い続けるだろう。しかし自分がF1に来て20年が経ち、物事を真剣に考え、次に何をするのかを検討するべき時間だと感じた」
「将来のことを決める前に、家族との時間を過ごせることを楽しみにしている」
彼は2001年にF1におけるキャリアをジョーダンでスタートさせ、3年後の2004年にフェラーリへ加入した。そのフェラーリでは、スメドレーはフェリペ・マッサを担当。2014年にマッサがウイリアムズに移籍した後は、第3戦バーレーンGPよりウイリアムズで再びタッグを組んだ。
ウイリアムズに加入したスメドレーは、エンジニアリング部門を徹底的に点検。チーム加入当初、レースウィークにはウイリアムズのピットウォールで、チーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズの下、シニアトラックサイドエンジニアを担当していた。そこで彼は、レースウィークのパフォーマンスのさらに先を見越して、より幅広い役割を担うようになった。
ウイリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウイリアムズは、次のように話した。
「私たちのチームにロブがいたことはとても光栄なことでした。個人的にも、そして仕事の上でも、私たちは彼がいないことを寂しく思うでしょう」
「チームのパフォーマンスが低下していた時に、彼はチームへ加わることに合意しました。あの時、状況を好転させるために彼がポテンシャルを示したことに感謝しています」
「彼がチームにいる間は、自身の役割を通じてチームに重要な貢献をしてくれました。彼はまた、熱心さとF1への情熱で大勢の人をインスパイアし、グローブ(ウイリアムズのファクトリー)にとっても素晴らしい人物でした」
「ロブは長きにわたってこのスポーツにいます。それゆえ私たちは、彼の決断を完全に理解し、尊重します」
「彼の幸運を祈っています。そして彼がウイリアムズのために使ってくれた時間、情熱、ファイティングスピリットに心から感謝しています」
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