日本で唯一!クルマで走れる砂浜の公道「千里浜なぎさドライブウェイ」を走ってみた
2019/08/07 13:57 ねとらぼ交通課
2019/08/07 13:57 ねとらぼ交通課
砂浜をクルマで合法的に走れる(!)「千里浜なぎさドライブウェイ」というワックワクな道路をご存じでしょうか。
こちらは何と、日本で唯一、砂浜を走れる「公道(夏期)」なんです。
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普通のクルマで無謀にも砂浜へ進入すると、大抵はタイヤが砂に埋まってすぐに動けなくなってしまいます(進入不可の場所には絶対に入ってはなりません)。
この千里浜海岸は、砂のきめが細かく海水を含むことで砂が固く締まっています。このため、一般車も砂に埋まらず走行できるのです。ワイルドなオフロード4WDでなくても、バスでもバイクでも走れてしまいます。映画のあのシーンで見た海岸砂浜走行、わたしも走りに行ってきました!
●行ってみましょう、走ってみましょう「千里浜なぎさドライブウェイ」
千里浜なぎさドライブウェイは、石川県のと里山海道の千里浜ICと今浜ICの間、石川県の宝達志水町(ほうだつしみずちょう)と羽咋市(はくいし)を結ぶ千里浜海岸の砂浜の道路です。長さは約8キロ。年中走れますが、夏期は道路交通法を適用した公道となります。砂浜に「速度制限や駐車禁止の道路標識」もちゃんと立っています。
金沢市中心部からは「のと里山海道」で約40分。「今浜IC」で降りましょう。
海岸を走るので、悪天候時、特に冬季は強風や時化のために通行止めになることもあります。入口の看板で通行規制情報を確認しておきましょう。
そのまま進むといよいよ海と砂浜が! ここが「千里浜なぎさドライブウェイ」です。
うおおおー! 本当にクルマで砂浜を走れてしまいました!!
走行感覚は、普段のアスファルト路面とそんなに変わりません。しかし日常では味わえない「眺め」にテンションが上がります。
車窓からはこの距離感で海が見えるんですよ。すごい!! 潮風が心地よく、海の香りが車内を通り過ぎていきます。
●「道路交通法」が適用される道路です
さて、千里浜なぎさドライブウェイは非日常を味わえる海岸砂浜を走れる道路ですが、「道路交通法」が適用される公道です。道交法あるなしの前に無謀運転、身勝手な行動は絶対にしてはなりません。なお、陸側の白く乾いた砂のエリアはタイヤがはまりやすいので進入しないようにしましょう。
砂浜に道路標識が立っているのはちょっとシュールですが、ちゃんと公式のものです。こちらは夏期限定の光景。前述しましたが、千里浜なぎさドライブウェイは夏の1カ月間(7月第3土曜日から1カ月)のみ「夏期に集中する利用客の安全を確保するため」臨時的に道路交通法が適用されます。道路は原則として年中走れますが、道路交通法を適用しない時期は標識を抜いてしまうそうです。
車道は片側1車線です。駐車は海側の定められた駐車帯へ、とも決められています。
●ただ走るだけじゃない、千里浜なぎさドライブウェイの魅力
道の途中には4軒の貝売店が並んでいます。立ち寄ってみましょう。
焼きたて海鮮がもりだくさん。今回はホタテ(2枚で800円)をいただきました。まさに至福のひととき!
ドライブに来ただけなのに、思った以上に海を満喫することができました。終点は千里浜海水浴場になっています。大型の海の家もあり、とてもにぎやかな様子。ところどころで、カップルや家族連れが海水浴を楽しんでいました。波打ち際までクルマで乗り付けられるなんて便利でいいですね。
●「足湯」がある近所の道の駅「のと千里浜」にも寄ってみた
千里浜IC付近には「道の駅 のと千里浜」もあります。ここもなかなかよいところだよ~と聞いていたので立ち寄ってみました。
道の駅 のと千里浜は、ひと休憩と足湯、そして千里浜なぎさドライブウェイ走行記念のおみやげ購入によさそう。直売所の「かわんちまーと」には、能登を感じる産直野菜や加工品がたくさんありました。
千里浜海岸の砂でできた巨大なサンドアート「千里浜砂像」も展示してあります。細かい砂だからこそ、大型で繊細な砂像を作ることができるのだとか。
源泉かけ流しの足湯「だいこん足の湯」は、薄い琥珀色のお湯がなみなみと。他にも、タイヤに付いた砂や海水を洗い流せる「タイヤシャワー」も完備するなど、設備がかなり充実していました。千里浜なぎさドライブウェイを走ったならば、併せて立ち寄るとよいでしょう。
千里浜なぎさドライブウェイ初走行、天気もよくて最高でした~。皆さんもぜひ行ってみてくださいね。
(少年B)
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