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国産EVの航続距離は700kmオーバーの時代へ!2026年注目すべき最新モデルは?

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国産EVの航続距離は700kmオーバーの時代へ!2026年注目すべき最新モデルは?

以前、この@DIMEで「この秋はEVに注目!続々登場する国産の最新EV、航続距離が一番長いのはどれ?」という記事を公開したが、その時点でもっとも一充電走行距離が長かったのは日産アリアB9の640kmだった。

国産電気自動車の一充電走行距離は飛躍的に伸びている

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が、時代、電気自動車はめくるめくスピードで進化し、2025年12月時点での国産電気自動車の一充電走行距離はついに700kmオーバーにまで伸びているのである。振り返れば、量産電気自動車のパイオニアたる初代日産リーフの航続距離は当時のJC08モードで200km、2012年の改良で228km、2015年の改良で30kWhバッテリーの搭載により300kmまで伸びたものの(JC08モードは2018年まで。以降、より実燃費に近い現在のWLTCモードに)、それでもロングドライブを安心してできるまでには至らなかった。JC08モードをWLTCモードに換算するのは容易ではないが、およそ80%とすれば、初代リーフは160km、エアコンを使えば実際には140kmぐらいの一充電走行距離だったと記憶している(その上、充電スポットもまだまだ少なかった)。

初代リーフガソリン車の満タン航続距離は500~600kmが目安になる

ここでクルマの航続距離について改めて考えてみると、ガソリン車の場合、500~600kmがひとつの目安となっているようだ。軽自動車のガソリンタンク容量は30L程度が一般的だが、燃費性能が20km/Lだとすれば最大600km、ミドルクラスのクルマで燃料タンクが50Lだとして、燃費性能が12km/Lでも最大600kmの航続距離になるわけで、東京~神戸間のおおよその距離になる。

ガソリン車の航続距離、500~600kmに話を戻せば、電気自動車も実航続距離が500~600kmあれば、例えば東京~御殿場・箱根芦ノ湖間往復約240km、東京~伊豆高原往復約300kmを、途中充電、目的地充電なしに、無充電で走れ、ドライブを楽しめることになる(出発前に充電する手間、時間は別にして)。

2022年モデルのスバル・ソルテラをドライブ電気自動車のバッテリーは寒さに弱く航続距離に影響するのだが・・・

もちろん、電気自動車のバッテリーは気温によって電力消費が変わり、寒い時期に暖房を使うことで電費が落ちることは周知のとおり。高効率なヒートポンプ式エアコンを装備していたとしても、「寒い時期は電気自動車の電費性能が落ちる=航続距離が短くなる」という常識はなかなか覆せないのである。

画像はイメージついにWLTCモードで一充電走行距離700kmを超える国産電気自動車が続々登場!!

しかし、2025年、輸入電気自動車のメルセデスベンツEQSやアウディA6 e-tronなどがすでに達成している一充電走行距離700kmオーバーを、ついに国産電気自動車が実現。ロングドライブにも適した電気自動車の時代に突入したのだ(祝!!)。

●日産リーフ

まずは、2025年10月に登場した、15年に渡る初代、2代目で磨いたEV性能を昇華させ、日本初、世界初の技術が20項目はあるという、まったく新しい3代目日産リーフである。

その一充電走行距離は車重1880kg、17インチタイヤ装着のB7 Xグレードでなんと702kmを達成。先代のCD値0.28から0.26に向上した空力性能と徹底したエネルギーマネージメントが効いている。具体的にはエアコン、ヒーターなどを使うと航続距離が一気に短くなるのはBEVのあるあるだが、最適なバッテリー温度を自動制御して寒い時期の航続距離短縮を抑えてくれるとともに、ナビの目的地設定によって、ルートに応じてエネルギーを最適化してくれるルートを自動設定(最適な充電設備も選択してくれる)。最新のエネルギーマネージメントによってエアコン、ヒーターを使用しても、バッテリーが減りにくくなる制御が組み込まれているのだ。

そうした、新型リーフの冬場でも航続距離が減りにくいエネルギーマネージメントを裏方として支えてくれるのが、新採用のGoogleインフォテイメントシステム。ナビによる先読みで航続距離と充電性能を向上させてくれるとともに、正確なバッテリーマネジメント、グーグルのビッグデータを活用したプローブデータ×車両パラメータが活躍してくれるというわけだ。まだ新型リーフで冬のロングドライブを経験していないが、日産の開発陣によれば、WLTCモードの一充電走行距離702kmに対して、600km前後の一充電走行距離を実走行テストで確認しているというから心強い。東京~軽井沢間往復約350km、軽井沢であちこち走り回って400kmを超えたドライブも楽々、安心ということになる。

新型リーフをゴキゲンに運転する筆者●トヨタbZ4X

そして、2025年10月9日に発売された、ついに本気のBEV攻勢を開始したトヨタの電気自動車、フルモデルチェンジ並みに改良された新型bZ4Xである。新世代インバーター、モーター、トランスアクセル(変速機)を一体化したeAxle(イーアクスル)の採用などによって、一充電走行距離は最大で746kmを達成(Z FWD車。G FWDは544km、Z 4WDは687km)。高速道路のSA/PAなどに設置された150kWhの急速充電設備なら、バッテリー残量約10%から80%までの充電時間が最短約28分で可能なのも新型ならでは。その上で、バッテリーに10年、20万km、容量70%の保証(メーカー保証は8年16万km+BEVバッテリーサポートプラスによる)が付くのだから、電気自動車の購入に躊躇していた人も、重い腰が上がる、どころか背中を強く押されるかも知れない。

●スバル・ソルテラ

もちろん、兄弟車のスバル・ソルテラも同時に大改良された新型となり、同じく最大で746kmの一充電走行距離を実現(ET-SS FWD車。ET-SSのAWDとET-HSのAWDは687km)。しかも、全グレードで約110万円の値下げを行い、寒冷地での使い勝手を高めるバッテリーのプレコンディショニング(予熱機能)に対応。気温の低い環境下でのバッテリーの適切温度が保たれ、急速充電機能も安定する・・・と説明されている。スバル自慢のAWD制御、回生ブレーキの協調制御なども見直され、マイナーチェンジとは思えない電気自動車としての進化、スバルの電動SUVとしての進化を遂げているのだ。なお、ソルテラのバッテリー容量(容量70%以上)のメーカー保証は新車から8年、または走行距離16万kmまでとなっている。

●一充電走行距離が700km級ならロングドライブも安心して楽しめる

こうした、一充電走行距離700km(WLTCモード)を超える最新の電気自動車なら、ガソリン車の満タン走行可能距離500~600kmという一般的な航続距離性能を、実走行可能距離でも叶えてくれるわけで、自宅に充電設備があり、あるいはドライブの目的地で充電ができるなら(今では多くのホテル、道の駅などにある)、バッテリーの保証期間の長さもあって、大きな心配なしに憧れの電気自動車に乗れ、BEV生活を送れるのではないだろうか。初代リーフを振り返れば、最新の国産電気自動車の最大一充電走行距離は、なんと4倍以上になっているのだ(JC08→WLTCモード換算比)。

2026年1月から補助金が大幅に増額される!!

最後に一充電走行距離700kmを超える各モデルの価格を紹介すると、2025年に新型となった日産リーフB7 Xが518.87万円、2025年に改良されたトヨタbZ4X Z FWDが550万円、およびスバル・ソルテラET-SS FWDが517万円と、なかなか高額になるのだが(2025年12月現在)、なんと2026年1月からは上位の車種の補助金限度額が90万円から130万円に引き上げられるのだ(PHEVは最大85万円に。軽EVは据え置き。補助金の優遇を受けるには保有期間の制約あり)。トヨタbZ4Xの例を挙げると、補助金は130万円に増額。スバル・ソルテラ最大128万円となり、日産リーフも最大129万円になるのだから、電気自動車を買うなら「今でしょ!」である。

スバル・ソルテラの先進感溢れるコクピット文/青山尚暉
写真/雪岡直樹 日産 トヨタ スバル 青山尚暉

文:@DIME
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