6月12日(現地時間)、第93回ル・マン24時間レースのハイパーポールセッションが行なわれた。ポールポジションを獲得したのはキャデラック・ハーツ・チーム・JOTAの12号車(アレックス・リン/ノーマン・ナト/ウィル・スティーブンス)で、キャデラック勢がフロントロウを独占した。
今回のル・マン24時間は、予選セッションとハイパーポールセッション2回(H1とH2)を通してグリッド順が決定される。計21台がエントリーしている最高峰ハイパーカークラスは、予選で16番手以下の下位グリッドが決定すると、上位15台がハイパーポールに進み、さらにH1を突破した10台によってポールが争われた。
■トヨタ7号車、ル・マンは不運もあり16番グリッドに沈む。昨年の驚異の追い上げ再現なるか「レースペース向上に全力」と小林可夢偉
予選では、黄旗やトラフィックの影響を受けたトヨタ7号車がまさかの敗退。16番グリッドからのスタートとなった。また、昨年のWEC(世界耐久選手権)王者であるポルシェ6号車が最低重量違反で失格になるというハプニングもあった。
迎えたH1では、今季のWECで強さを見せるフェラーリ勢が苦戦。ワークスの50号車は突破となったものの、同じくワークスの51号車が11番手、カスタマーの83号車が13番手に終わり、2台がここで姿を消すことになった。その他アルピーヌ35号車、キャデラック101号車、アストンマーティン009号車も敗退。
なおトヨタ8号車は、ブレンドン・ハートレーがH1のアタックを担当し、トップのキャデラック311号車からコンマ8秒差の6番手タイムをマークしてH2に駒を進めた。
H2ではセバスチャン・ブエミがステアリングを握ったトヨタ8号車だったが、ブエミはミュルサンヌで激しくロックアップしてしまいグラベルにコースオフ。ピットに戻ったが再度走行は叶わず、まさかのノータイムとなってしまった。これで8号車は10番手から決勝レースを迎えることになる。
一方、H2でも速さを見せたのがキャデラックだった。15分間のH2の終盤に、12号車のリンが3分23秒166をマーク。昨年のポールタイムよりも1.5秒速いタイムで、見事ポールシッターとなった。さらにアール・バンバーが駆る38号車も3分23秒333で2番手に続き、キャデラックによるフロントロウ独占となった。
その他、3番手~6番手にはポルシェの2台とBMWの2台が並び、ル・マンでの連覇を狙うフェラーリ50号車は7番手となった。
ELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)の車両ら17台で構成されるLMP2クラスは、29号車TDSレーシングがポールポジションを獲得。24台によるLMGT3クラスは、ハート・オブ・レーシングのアストンマーティン27号車がポールとなった。また95号車ユナイテッド・オートスポーツのマクラーレンを駆る佐藤万璃音はH2のアタックを担当し、LMGT3で7番手タイムを記録した。
2025年のル・マン24時間レースは、6月14日(土)の16時(日本時間23時)よりスタートする。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「ガソリン代が安くなるってサイコー!」ゴールド免許取得者だけの「知られざるヒミツ」がスゴい! “無事故・無違反”の模範ドライバーが受けられる優遇とは!
なぜマツダは「世界のデザイン賞2冠」を獲れたのか? 日本人の美意識に立ち返れ! フォード支配下の危機を救った逆転発想とは
1年で利益がマイナス1兆円になった日産! 不振の原因は「EVを推しすぎた」の噂は本当か?
EVって変速機がないって聞くけどなんで? じつは変速機がないことによる多大なメリットが存在した
「IS500」特別仕様車で国産V8エンジンは終焉が濃厚。メルセデス・ベンツが存続できてトヨタがV8を諦めざるを得ない理由とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント