この記事をまとめると
■トヨタの人気モデルの多くが受注を停止中だ
家族のためのクルマ「ミニバン」が1000万円オーバー……ってそんな価値あるの? 結論「アルファード」の最上級グレードにはそれだけの価値アリ!!
■注文の集中や不正問題などが尾を引いているといわれている
■納期が長いことから新車の転売が相次いでいる
トヨタの人気モデルがなかなか買えない
最近のトヨタでは、SUVを中心に、受注を停止させている車種が目立つ。2025年6月中旬において、まずはランドクルーザー300と70が受注を停止させている。ランドクルーザー250も、定額制カーリースのKINTOのみの受け付けだ。KINTOでは、リース期間が満了したら車両を必ず返却するから購入とは異なる。
クラウンエステートも、販売店では「プラグインハイブリッドは約4カ月で納車できるが、ハイブリッドは納期が延びて受注を停止した」という。
カローラクロスは2025年5月に一部改良を実施したが、販売店では「納期が早くも約10カ月待ちに達し、今後は受注を止める可能性がある。購入したいなら早めに商談してほしい。なお、GRスポーツはすでに受注を停止させた」とコメントした。
ミニバンではアルファードとヴェルファイアに注意したい。ハイブリッドとターボを含めたノーマルガソリンエンジン車は受注を停止させた。受け付けているのはリースのKINTOだけだ。販売店では、「アルファード、ヴェルファイアともに、プラグインハイブリッドなら4~5カ月で納車できるが、そのほかのパワーユニットは受注を止めた。受注の再開時期は不明」と述べた。
トヨタに限らず、以前もまれに受注を停止させることがあったが、最近は車種が増えて受注の停止期間も長期化している。
型式指定申請に関する不正問題などが影響
この根本的な理由は、受注にメーカーの生産規模が追い付かないことだ。それなら、なぜメーカーの生産規模が追い付かないのか。
ランドクルーザー300などは、海外へ輸出される車両と国内仕様のバランスが取れていない。ランドクルーザー300の開発者は、2021年の発売時点において「ランドクルーザー300の生産総数の内、50%以上が中東諸国で販売される。そこにオーストラリアなども加わるから、日本仕様の比率は相対的に下がる」と述べた。
それでもトヨタは国内仕様の生産台数を増やせるように努力しているが、ランドクルーザーは、70や250も含めて生産が滞りやすい。
アルファードとヴェルファイアは、先代型がモデル末期だった2022年6月ごろに受注を停止した。フルモデルチェンジするまでの、先代型の生産枠をすべて受注したからだ。
この後、アルファードとヴェルファイアは2023年6月に現行型へフルモデルチェンジして受注を再開したが、約1年間に渡り停止していたから注文が殺到した。その結果、短期間で受注が止まり、この影響がいまでも残っている。
販売店からは、「トヨタの型式指定申請に関する不正問題も、納期が延びる一因になっていると思う」という話が聞かれた。「通常どおり販売できる車種が少ない」という話もあった。
以上のようにトヨタでは、いろいろな事情によって納期が遅延して、車種によっては受注を停止させている。受注の停止車種では、転売により中古車価格が高騰している場合もある。
中古車価格が高騰する直接の原因は転売業者や中古車業者にあるが、納期が正常なら、転売も中古車価格の高騰も生じない。トヨタに限らず日本の自動車製造業は基幹産業で、世の中に与える影響も大きい。商品を発売する以上は納期にも責任をもち、中古車価格の高騰という流通の混乱を招かないように配慮すべきだ。
また、納期を含めてスムースに購入できることも商品力の大切な要素になる。納期が遅延したり、受注を停止させて買えないクルマがあったりすると、メーカーの顧客満足度を下げてしまう。この状態が続くと、メーカーに対するユーザーの信頼感まで低下してしまう。
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