『ニッサン・シルビアターボCニチラ（マーチ83G）』空力の鬼才による処女作“シルビア”【忘れがたき銘車たち】

　モータースポーツの「歴史」に焦点を当てる老舗レース雑誌『Racing on』と、モータースポーツの「今」を切り取るオートスポーツwebがコラボしてお届けするweb版『Racing on』では、記憶に残る数々の名レーシングカー、ドライバーなどを紹介していきます。今回のテーマは1983～85年全日本耐久選手権などを戦った『ニッサン・シルビアターボCニチラ（マーチ83G）』です。

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　今回取り上げる車両は、『ニッサン・シルビアターボCニチラ』という車名のマシンである。

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この車体にはムーンクラフト製のアップスイープが装着されていました。由良拓也氏によるとポテンシャルはポルシェ以上、強大なダウンフォースを発生させるが同時にドラッグも強く、ポルシェと同等以上のパワーを出せるエンジンを載せないと本領発揮出来ないと評価されていました。当時の日産のエンジンやアップデート版の84Gに載せられたマツダの13Bロータリーターボではポルシェに対抗出来ないとのは明白でした。もしこのシャーシにVRH-35Zを搭載出来ていたらポルシェに勝っていたかもしれませんね。