ピアッジオグループが2023年度上半期として過去最高記録となる純利益6,480万ユーロを達成した旨発表した。二輪部門においては EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)地域での業績が好調となっており、アメリカ大陸で15.1%増、イタリア市場で30%増、次いでアメリカ市場が9.2%増となった。
ピアッジオグループ:2023年度 上半期としては過去最高の業績を達成ピアッジオグループ会長兼CEO ロベルト・コラニーノは、「ピアッジオグループは7四半期連続で成長を遂げ* 、過去最高の業績を達成しました。6月30日現在の純売上高は11%以上増加して10億ユーロを超え、EBITDAは1億9,120万, EBITDAマージンは16.3%、純利益は上半期の最高記録となる6,480万ユーロに達しました。下半期は全工場に生産管理システムを導入することで、大幅な値上げを回避し、さらに利益率の拡大を実現します。また、当社が電動モビリティおよびESG課題に対する戦略計画で策定した投資を引き続き進めてまいります。」と発表。( *当四半期の連結売上高、産業売上総利益率、EBITDA、EBIT、純利益は、前年同期に対し増加した)
・連結売上高11億7,200万ユーロ、11.3%増、上半期としては過去最高の業績(2022 年 6月 30日実績 10億5,310万ユーロ)
・産業売上総利益 3億3,260万ユーロ、20.1%増(2022 年 6月 30日実績 2億2,710万ユーロ)、売上高純利益率28.4%(2022 年 6月 30日実績 26.3%)
・EBITDA 1億9,120万ユーロ、25.6%増(2022 年 6月 30日実績 1億5,220万ユーロ)、上半期としては過去最高の業績を達成。EBITDAマージン16.3%(2022 年 6月 30日実績 14.5%)
・EBIT 1億1,760万ユーロ、37.1%増(2022 年 6月 30日実績 8,580万ユーロ)。EBITマージン10%(2022 年 6月 30日実績 8.1%)
・税引前利益 9,820万ユーロ、34.7%増 (2022 年 6月 30日実績 7,290万ユーロ)
・純利益 6,480万ユーロ、上半期としては過去最高の業績、2022 年 6月 30日実績 4,520万ユーロから43.4%増
・純金融負債 -3億8,440万ユーロ、2022 年 6月 30日実績の-3億9,740万ユーロから1,300万ユーロ改善
・世界出荷台数 324,600台、1.2%増 (2022 年 6月 30日実績 320,600台)
・資本的支出 約6,580万ユーロ
・2023年度中間配当は普通株式1株当たり12.5ユーロ(2022年度中間配当8.5ユーロ)
ポンテデーラ、2023年7月27日ロベルト・コラニーノが議長を務める本日の会議で、ピアッジオ&C.S.p.A. (PIA.MI) の取締役会は、2023年6月30日までの6ヶ月間の事業に関する半期報告書を審査し承認しました。
2023年6月30日現在のピアッジオグループの事業および財務実績[1]グループ連結売上高は11憶7,200万ユーロとなり、2022 年 6月 30日実績の10億5,310万ユーロに対して11.3%増、上半期としては過去最高の業績となりました。EMEAおよびアメリカ大陸(13.7%増)やインド(20%増)で増加する一方、アジア太平洋地域の売上高はほぼ横ばいとなりました。
産業売上総利益は3億3,260万ユーロとなり、20.1%増加しました(前年同期2億7,710万ユーロ)。売上高純利益率は28.4%(2022 年 6月 30日実績 26.3%)となりました。
グループ営業費用は 2億1,500万ユーロ(2022年度上半期は1億9,130万ユーロ)となりました。営業費用の増加は、売上高および出荷台数の伸びと密接に関係しています。
上述の損益計算書の変更により、連結EBITDAは1億9,120万ユーロ、25.6%増(2022 年 6月 30日実績1億5,220百万ユーロ)となり、過去最高の上半期の業績を達成しました。EBITDAマージンは16.3%(2022 年 6月 30日実績14.5%)に増加しました。
EBIT は1億1,760万ユーロとなり、2022 年 6月 30日実績8,580万ユーロから37.1%増。EBITマージンは10%(202 年 6月 30日実績8.1%)となりました。
上半期の税引前利益は9,820万ユーロとなり、34.7%増加しました(前年同期7,290万ユーロ)。当該期間の法人所得税は3,340万ユーロ、税引前利益への影響は34%となります。
ピアッジオグループの2023年度上半期の純利益は6,480万ユーロとなり、2022 年 6月 30日実績4,520万ユーロから43.4%増加し、過去最高の上半期を記録しました。
2023年6月30日現在の純金融負債は -3億8,440万ユーロとなり、2022 年 6月 30日実績-3億9,740万ユーロから1,300万ユーロ改善しました。2022年12月31日現在の純負債(3億6,820百万ユーロ)比による増加は、上半期に資産を減らし、下半期に資産を増やす、二輪車事業の季節要因によるものです。
2023年6月30日現在のグループ株主資本は 4億3,840 万ユーロ(2022 年 12 月 31 日現在 4億1,780 万ユーロ)となりました。上半期におけるピアッジオグループの資本的支出は6,580万ユーロ(前年同期6,660万ユーロ)となりました。
—–
[1] ピアッジオグループが採用する主な代替的業績指標は、経営陣がデータを監視しており、以下の通りとする/
·EBITDA/連結損益計算書に反映される有形固定資産、無形固定資産、使用権に関する償却・減価償却・減損損失控除前の利益(EBIT)。
産業売上高総利益/売上高から販売に要した費用を差し引いたもの。
純金融負債/金融負債総額から現金、現金同等物およびその他の流動金融債権を差し引いたもの。純金融負債の決定には、公正価値の測定から生じるその他の金融資産および負債、ヘッジとして指定された、または指定されていない金融派生商品、関連するヘッジ対象となる商品や関連する会計発生高の公正価値の調整を含まない。
2023年6月30日までの上半期の事業2023年6月30日までの上半期において、ピアッジオグループは全世界で324,600台を販売し(2022年度上半期は320,600台)、1.2%増、連結売上高は11億7,200万ユーロを計上しました(2022 年 6月 30日実績10億5,310万ユーロ)。地域別では、EMEAおよびアメリカ大陸における数量増がアジア市場の若干の落ち込みを補って余りあるものとなりました。
【二輪車】
2023年6月30日までの上半期において、当社グループは全世界で267,400台の二輪車を販売(前年同期271,600台から1.5%減)となりましたが、異なる製品構成により売上高は9億5,610万ユーロ(2022 年 6月 30日実績8億7,580万ユーロ)、9.2%増を達成しました。
この数字にはスペアパーツやアクセサリー類が含まれており、その売上高は8,420万ユーロ(2022度上半期の 7,390万ユーロから14%増)に達します。
上半期の二輪車販売の売上は、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)地域およびアメリカ大陸が好調で(15.1%増)、特にイタリア市場での業績が非常に伸び(30%増)、次いでアメリカ市場(9.2%増)となりました。
ヨーロッパでは、ピアッジオグループはスクーターセグメントで23.3%(2022年度上半期において22.6%)の市場シェアを誇り、また北米のスクーター市場では29.3%のシェアを占めます。北米では、当グループはアプリリアとモト・グッツィの両ブランドでモーターサイクル市場での存在感を高めています。
スクーター部門は、ピアッジオ・ビバリー、メドレー、リバティのハイホイールスクーター、そして約50%の売上増を達成したピアッジオMP3三輪車が牽引し、全世界での売上高12.2%増を記録しました。また、ベスパブランドの売上高が10%以上の増加となりました。
モーターサイクル部門は、モト・グッツィが好調で、新型モト・グッツィV100マンデッロの多大な貢献により売上高が30%増加しました。一方、アプリリアの上半期の売上は、特にRSV4スーパースポーツモデル、アプリリアRS 660、トゥオーノ660および1100、そしてラリー競技で重要な結果を残したトゥアレグ660が牽引しました。
【商用車】
商用車では、ピアジオ・グループの2023年度上半期の販売台数は57,100台で16.6%増(前年同期は49,000台)、純売上高は2億1,590万ユーロとなり、2022 年 6月 30日実績1億7,730万ユーロから21.8%増となりました。この数字にはスペアパーツやアクセサリー類が含まれており、その売上高は3,080万ユーロに達しました(2022年度上半期の2,750万ユーロから11.8%増)。
地域別では、インド市場が再び好調に推移し、商用車の売上高は34.7%増、販売台数は20%増加しています。EMEAおよびアメリカ大陸は、全体で売上高が2%増加しました。
ピアッジオ・ファストフォワードピアッジオ・ファストフォワード(PFF)は、ピアッジオグループのロボティクスとフューチャーモビリティを担うボストンを拠点とする会社であり、地上型ドローンgita(R)と、革新的な「兄貴分」の技術と機能をよりコンパクトなデザインに凝縮した新型ロボットgitamini(R)の販売を継続し、製品ラインナップの拡充を図っています。
Gita(R)とgitamini(R)は、ボストンのチャールスタウン地区にあるピアッジオ・ファストフォワード工場で製造されています。このロボットのマーケティング初期段階では、市街路でのロボットの巡回がすでに整備されている米国市場に焦点を合わせています。
PFFが設計、開発した革新的な技術を搭載したセンサーは、新型ピアッジオMP3三輪スクーターに採用され、比類ない安全性を実現しました。アドバンス ライダーアシストシステム(ARAS)を搭載した新型センサーが事故防止とライダー保護に重要な役割を果たします。
2023年度上半期およびそれ以降の重要イベント本項では、上記または2023年3月31日付中間報告書の承認時(2023年5月5日開催の取締役会)に公表した情報を補足し、2023年度上半期およびそれ以降の重要イベントを説明します。
2023年5月27日、ミサノサーキットで開催されたアプリリア・オールスターズイベントにて、アプリリアおよびピアッジオグループは、エミリア・ロマーニャ州の洪水で被災したコミュニティのために、イタリア民間防衛団に20万ユーロを寄付しました。
2023年6月8日、多国籍検査・認証・エンジニアリング コンサルタント会社であるRINAとアプリリアレーシングは、最先端のモーターサイクルレーシングにおいて革新的な技術を開発するため、2年間のスポンサーシップおよび技術パートナーシップ契約を締結しました。
6月14日、新型ピアッジオ1Eスクーターを発表。このスクーターはシート下に格納されたバッテリーが特徴的で、数秒で簡単に取り外すことができ、家庭やオフィスで充電することが可能です。
6月21日、ベスパとディズニーは、ディズニー100周年を祝した特別プロジェクトの開発に向け、コラボレーションを発表しました。ベスパは、特別仕様のベスパ・ミッキーマウス・エディションで記念日に敬意を表しています。
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リリースピアッジオグループジャパン株式会社(2023年8月3日発行)
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以前は日本のダイハツの軽トラも現地で作っていました。