最近はオプションパーツの標準化をもって「スポーツモデル」とするような簡易的スポーツも少なくない。コストなどからすると仕方ないところもあるが、昔のスポーツモデルはかなりガチだった。ここでは日産のガチスポを振り返ってみる。
※本稿は2025年12月のものです
【画像ギャラリー】お茶濁し&遊び気分いっさいナシ!! 日産の歴史に残るガンギマリ超ガチスポーツモデル(16枚)
文:小鮒康一/写真:日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年1月10日号
グループAで勝つためだけの極めて特別なスカイライン
7代目スカイラインが1987年にマイナーチェンジを実施したタイミングで追加された「GTS-R」は、当時のグループAに参戦するためのホモロゲーションモデルとして追加されたもので、800台の限定販売。大型のリアスポや固定されたフロントスポイラーなどが外観上の特徴だった。
エアロも乗り味も見た目もすべてが通好み
プリメーラがJTCCに参戦したことを記念してリリースされたモデルで、専用グリルや前後のスポイラー、15インチアルミなどが特徴だが、トピックはパワートレーンで、圧縮比アップやバルブタイミングの変更、専用ECUの装着に加え、ギア比もクロス化。
さらにフロントビスカスLSDも標準装備で、強化されたサスペンションと相まってベース車よりもさらに鋭いハンドリングも味わえた。
NISMO公認400psはR33最後の回答
RB26DETT型エンジンをベースに、2.8Lまで排気量を拡大したRB-X GT2エンジンを搭載し、チタンマフラーやカーボンプロペラシャフト、専用エアロキットなどを備える。
ビルシュタイン製サスペンションや各部強化ブッシュ・マウント類などを装備していたが、あくまでロードゴーイングカーであることを主張していた。
ワンメイク直系の高回転NAホットハッチ
高出力なテンロクNAといえば185psを誇るシビックタイプRのB16B型が知られるところだが、それを上回る200psを達成していたのがこのモデル。
専用のクランクシャフト、ポート・燃焼室・吸排気マニホールド研磨など、多くの手作業の工程を踏んだうえで実現していた。
サーキット基準で締め上げたR34卒業制作
R34GT-Rの有終の美を飾るモデルとして1000台限定(Mスペックニュルと合わせて)で販売された同車。
N1仕様のウォーターポンプ、エキマニ、タービンなどが搭載され、エンジンについてはピストンやコンロッドのバランス取りまでもがなされた究極の仕様で、ゴールドのシリンダーヘッドカバーが装着されて一目で特別仕様のエンジンであることがわかるように仕上げられていた。
カワイイ顔して峠で本性を出すギャップ
1.2Lエンジンをベースに、高回転型カムプロフィール・バルブスプリング・専用ハイコンプピストン・軽量フライホイール・専用チューニングコンピューターなどをプラスし圧縮比もアップしてハイオク化。
中期以降ではポート加工や専用ステンレスエキマニなどもプラスされ、カタログスペック以上に気持ちのいいエンジンとなっていた。
一度バラバラにして理想形に組み直す
終売ずみのR34GT-Rの良質な中古車をベースに、改造箇所は一度完全にバラされてハンドメイドで組み立てられた。
エンジンも同様に、RB26DETT改Z2と名付けられ、500ps/55kgmを誇る。世界トップクラスの速さと耐久性を持ったロードゴーイングカーに仕上がっていた。
トキメキを与えるサーキット前提の3.8L
エクステリアはバージョンニスモと共通ながら、心臓部に競技専用車両として開発された「380RSコンペティション」に搭載されていた3.8Lエンジンをストリート向けにデチューンしたものを搭載。
デチューンといってもピストン、コンロッド、クランクシャフトなどの主要パーツは共通で、それゆえに高い耐久性も併せ持っていた。
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