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【MotoGP】マルケス、深刻なタイヤ劣化に苦しめられまさかのイギリス・スプリント9位「転倒リスクも高くて、とにかく完走を目指した」

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【MotoGP】マルケス、深刻なタイヤ劣化に苦しめられまさかのイギリス・スプリント9位「転倒リスクも高くて、とにかく完走を目指した」

 MotoGPイギリスGPのスプリントレースでは苦戦を強いられ9位に終わったドゥカティのマルク・マルケスは、タイヤの摩耗について「なぜこうなったのがか分からない」と語る。

 マルク・マルケスはイギリスGPでは予選6番手となったが、スプリントレースの1周目に4番手に浮上。表彰台圏内を伺う位置につけた。しかし徐々にトップ3に引き離されていき、5周目にマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)に追い抜かれたあとは総崩れといえる状況に陥ってしまった。トップ集団が1分58~59秒台のペースで走るなか、マルク・マルケスは2分台にまでタイムが落ちてしまい、アレックス・マルケス(グレシーニ)、ペドロ・アコスタ(KTM)、フランコ・モルビデリ(VR46)らに立て続けに抜かれた。最後はディオゴ・モレイラ(LCR)にも抜かれそうになったがなんとか防衛し、9位でフィニッシュ。1ポイントを持ち帰った。

■スプリント2位の小椋藍も、タイヤマネジメントに苦しむ「完走できるか確信がなかったが、素晴らしい結果」

 今回のレースについてマルク・マルケスは、多少のタイヤの消耗は予想していたものの、ライバルたちよりも深刻な状況になったことには驚かされたと語った。なおマルク・マルケスはスプリントレース中の最速ラップと最遅ラップの差が約4.5秒と今回タイヤに苦しんだライダーの中でも特に影響が大きく出ていた。

「スプリントレースでこんな経験を味わうことになったのは残念だ」と、マルク・マルケスは言う。

「プラクティスではリヤタイヤがこんなに落ち込むことは一度もなかったんだ」

「(タイヤの劣化に苦しんだのは)僕だけじゃなく、多くのライダーがこの症状を抱えていた。でも僕は特にひどい状態だった。ものすごく速い段階から苦しんでいたんだ。その前の段階からすでに急激な性能劣化を感じ始めていて、そこからはなんとかレースを完走して生き残ろうとしていた」

「6~7番手を走っていたときは本当に苦しかったし、転倒のリスクも非常に高かった。それで、6位とポイント圏外(10位以下)との違いは3~4ポイントだけだから、とにかくレースを走り切ることに専念した」

「明日に向けて改善できるか、リヤタイヤのマネジメントを上手くできるか様子を見よう。チームがリヤタイヤの問題解決の策を見つけられるかどうかもね」

 なおマルク・マルケスはタイヤについてはグレイニング(ささくれ摩耗)に苦しめられたと説明する。グレイニングとは、タイヤが適切なグリップを発揮していないために接地面が紙やすりで削り取られたようにザラザラに摩耗した状態のこと。こうなると接地面が少なくなってグリップが落ちるだけでなく、表面積が拡大してタイヤを適切な温度に温めにくくなるという悪循環に陥る。

「気温が極端に低かったわけでもないのに、タイヤのデグラデーションではなく、グレイニングだったことが問題だ。グレイニングの状態だと、タイヤのラバーが適切な温度で機能していないことになる」

「明日に向けて解決策を見つけられるかは様子見だけど、何らかの対策を行なってレースに臨んだとしても、不安は残ると思う。フリー走行やウォームアップでは、その問題を感じられないからね」

 ミシュランは今回、イギリスGPに左右非対称構造のタイヤ(ソフト、ミディアム)を持ち込んでいる。スプリントではほぼすべてのライダーがリヤにソフトを採用したが、マルク・マルケスはタイヤコンパウンド自体に問題があったとは考えていない。

「ミシュランが持ちこんだタイヤは、適切なコンパウンドだったと思う。彼らは間違ったコンパウンドを持ってきたわけじゃない。タイヤと路面の温度を見ても、適切なモノになっているし、適切な範囲となっているからね。だからこそ、なぜそうなった(グレイニングが起きた)のかを理解する必要がある」

 なおスプリントレースの結果、マルク・マルケスはランキングで4番手に後退。同レースを制したランキング首位のホルヘ・マルティン(アプリリア)には29ポイント差に広げられてしまった。

文:motorsport.com 日本版 Rachit Thukral, Oriol Puigdemont
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みんなのコメント

3件
  • 富永惠彦
    ソフトに関してはコンパウンドではなく、その下の構造を変えた事による弊害が露呈してしまった様に見てて思いました。
  • mot********
    走り終わった直後のマルクとホルヘのリアタイヤでは、見た感じホルヘの方がずっと摩耗しているように見えた
    トレッドにタイヤかすが付着してたりしてね
    一方、マルクのタイヤは綺麗に見えてタイヤかすの付着もない
    ほぼ全員がリアにソフトを選んでいて、二人も同様だった
    なのに、この差はねぇ
    エンジンの出力特性とか、施したプログラミングの影響とかもあるんでしょうね
    今日は修正してくる筈
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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