2024年のF1モナコGPは、スタート直後に赤旗が掲出されレースが一時中断となったため、全車がここでタイヤ交換義務を消化。その後はピットストップせずにチェッカーを目指す、我慢比べのようなレースになった。
各車はタイヤを労るためにペースをコントロール。そのため異常に遅いペースとなり、不満も噴出した。
■強制2ストップ戦略でセカンドドライバーが“犠牲”になるかも? レッドブルF1角田裕毅がモナコGP特別ルールに懸念示す
その再現を避けるために、今季はピットストップが2回義務化されることになった。この特別ルールにより、レースはどのように変化されるのだろうか?
ところで、実はこの特別レギュレーションには「2ストップ義務」とは書かれていない。正しくは、いずれのドライバーも3セットの異なるタイヤを使わなければいけないと定められているのだ。
昨年のように赤旗が掲出されるレースとなった場合には、その表現は特に重要になる。通常のレースでは、赤旗が出た時にタイヤ交換を行なえば、それはタイヤ交換義務を消化したと認められる。今回「3セットの異なるタイヤの使用義務」と明言されたことで、通常のグランプリ同様、赤旗中断中のタイヤ交換も、義務消化としてカウントされるわけだ。
ただこのことは、FIAが当初狙っていた計画に対するリスクになると言える。レース序盤に赤旗中断となった場合、その後のレースが典型的な1ストップレースになってしまう可能性があるわけだ。そうなった場合、このルールに関する議論がまったく無意味になってしまうかもしれない。ただそれでも、ノーストップで走り切るという昨年の繰り返しだけは避けられるはずだ。
なおFIAは、事前にいくつかの抜け穴を塞いでいる。この点は注目に値する。
例えば一部のチームからの要請を受け、フォーメーションラップ終了時のピットストップは、タイヤ交換義務にはカウントされない。つまりレースがスタートしてからのピットストップしか有効ではないということを、FIAは明確にしているのだ。
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