三菱自動車は2026年2月6日、傘下のミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)がフィリピン市場で新型商用車「ヴァーサ バン(VERSA VAN)」を発売したと発表した。
1987年にデリカを起源とするL300キャブシャシーとしてフィリピンで初めて導入された三菱ヴァーサ バンは、その優れた多用途性や耐久性、そして信頼性の高さによって、同市場で高い人気を獲得。三菱ブランドにとって象徴的な小型商用車に発展していたが、三菱自動車のアセアン市場展開の見直しなどによって一時販売を中止していた。しかし今回、日産からOEM供給を受ける形で、キャラバンをベースとした新型ヴァーサ バンが復活した。
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新型ヴァーサ バンは、3列シート・最大15名乗りで人員輸送に適したゆとりのある室内空間を実現し、送迎バスを含む幅広い商用利用を想定。パワートレインには最高出力129ps/3200rpm、最大トルク356Nm/1400~2000rpmを発生する2.5リットル直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載し、発進直後から力強いトルクを引き出して、多人数乗車時や登坂路においても余裕のある走行性能を実現する。座席列ごとに天井に配した専用のエアアウトレットを装備して、乗員の快適性を高めたこともトピックだ。ボディカラーはシルバーメタリックとホワイトソリッドをラインアップ。車両価格はGLXグレードのMTで164万9000フィリピンペソ(約434万5000円)に設定している。
なお、三菱自動車と日産自動車はグローバルにおいて次世代ピックアップの共同開発や生産、電動車協業・事業拡大などの検討に着手しており、その一環として今回のフィリピンにおける「ヴァーサ バン」の日産からのOEM供給が実現。また、三菱自動車は日産の北米向け「ローグ プラグインハイブリッド」やオセアニア向け「ナバラ」の供給を直近で開始しているほか、フィリピン市場では2022年より「リヴィナ」を供給するなど、商品補完と地域事業の強化に向けた協業を着実に進めている。これらの取り組みにより、三菱自動車と日産ともに工場稼働率を引き上げ、合わせてモデルラインアップを補完するなど、双方にとって意義のある関係を構築している。今後は三菱自動車が日産より新型「リーフ」派生の電気自動車のOEM供給を受け、2026年後半に北米市場へ投入する予定である。
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