■約60%の人が交通事故への初期対応を把握していない
弁護士相談ポータルサイト「交通事故弁護士相談広場」が、交通事故対応の実態を把握することを目的とした交通事故に対するドライバーの意識調査を実施。その結果を公開しました。
サイレンは鳴らさずにパトランプのみで走行しているパトカーに道を譲る必要はあるの?
今回調査の対象となったのは、交通事故弁護士相談広場を利用していて、交通事故(人身事故)の経験があり、週1回以上運転している344人で、そのうち有効回答者は300人。調査期間は、2020年12月18日から2020年12月26日の9日間です。
まず、「交通事故に遭った場合の初期対応を他人に説明できますか?」との質問には、回答者全体の59.25%の人が「説明できない/説明する自信がない」を選択。この質問の回答者のうち「週1回以上運転しているドライバー」に対象を限定すると「説明できる」と回答した人は、回答者全体と比べ15ポイント程度の増加となる56.2%で、残りの43.8%は「説明できない/説明する自信がない」を選んでおり、ドライバーの5人に2人以上は、交通事故への初期対応を正しく理解しないまま運転していることがわかる結果となっています。
次に、交通事故(人身事故)に遭った人へ、交通事故(人身事故)の賠償金として受け取った金額を問う質問では、交通事故の賠償金を受け取れた人の約半数に迫る48.02%が、30万円未満に留まっており、また、「10万円未満」に次いで、全体で2番目に回答が多かったのは23.35%の「50万円から100万円未満」のケースでした。
23.35%は賠償金が発生した方の4人から5人にひとりにあたる数字で、治療費や休業損害がある程度発生しているケースであれば、50万円から100万円は現実的に回収を目指せる金額といえます。
交通事故被害に対して受け取った賠償金の金額(慰謝料・治療費・損害賠償など含む総額)の割合は、以下の通りです。
10万円未満:26.43%
10万円以上30万円未満:21.59%
30万円以上50万円未満:15.42%
50万円以上100万円未満:23.35%
100万円以上200万円未満:7.05%
200万円以上300万円未満:3.96%
300万円以上:2.20%
また、今回の調査で集まった回答のうち、賠償金の最高額は2500万円でしたが、この回答者は入院・手術・リハビリが必要となった大きな事故のケースで、交通事故の問題解決を弁護士に相談していました。
■交通事故の解決は、大半の人は保険会社任せ
交通事故の問題を解決するために相談・交渉した相手を問う質問(複数回答可)では、自分の契約している自動車保険会社が62.67%、相手の自動車保険会社が55.67%と、突出する結果となっています。
保険会社や加害者、警察とやりとりが発生するのは、それぞれ交通事故の解決に向けて関係する以上、ごく自然なことですが、「弁護士」と回答した人は300人中13人と、全体のわずか4.33%にとどまっており、この数字のギャップから大半の人が交通事故への対応を保険会社に一任している状況が見て取れる結果となりました。
なお、「加害者と直接交渉した」と回答した人も19%存在したようです。
ただし、加害者との直接交渉は非常にリスクの高い行為なので、事故現場で強引に示談を求められたり脅されたりしたとしても避けるべきだといえます。
※ ※ ※
前述したとおり、弁護士に交通事故の対応を相談した人は、わずか4.33%で、交通事故後の交渉を弁護士に依頼する人は、まだまだ少ないのが現状です。
また、弁護士に交通事故後の対応を依頼するのは高額な費用がかかるのではないかと心配して依頼しない事例も考えられます。
しかし実際には、弁護士に対応を任せることが、受け取れる慰謝料や賠償金をアップさせることにつながる可能性もあるといいます。
そのため、事故の規模によっては弁護士への相談を検討してみるのも良いでしょう。
少なくとも、加害者との直接交渉は避けるようにすることが賢明です。
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みんなのコメント
弁護士に依頼する事が多いから個人では必要がない
からだと思う。
たった300のバイアスかかりまくり集団にアホみたいなネットアンケートかけて、「ね、交通事故死したら、弁護士依頼しましょう!」って、4流弁護士ばかりが登録している弁護士業斡旋サービスサイト、恥を知れ!!!