賛否両論が渦巻いたわくわくゲートは廃止の可能性大
世界はいまSUVブームですが、日本市場では5ナンバーサイズのミニバン(後席スライドドア)が、まだまだ多くのニーズを集めています。
>>ホンダ ステップワゴンのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
間もなくフルモデルチェンジするホンダの「ステップワゴン」もその一つ。現行モデルは「わくわくゲート」という横開きと縦開きの両方の開け方ができるリヤゲートが特徴となっています。狭い場所では横開きにすることで使い勝手をよくするというアイデアはライバルモデルにはないものです。
とはいえ、わくわくゲートの採用はいいことばかりではありません。コストアップは間違いないところだし、室内側から見たときに柱状の部分が視界を妨げるのは、日常的なストレスになるという意見も…。全面的に好評とは言い難い状況で、フルモデルチェンジでは非採用になると予想されているのも仕方ないところでしょう。
パワートレインはハイブリッドに一本化の可能性が高い
シートレイアウトは7人乗りと8人乗りの2タイプが用意されることも確実。おそらく2列目が独立タイプのキャプテンシートが人気の中心になるでしょう。5ナンバーサイズにこだわる限り、キャビンサイズを劇的に広げることは難しいのですが、よりサイドパネルを立て気味にするなど、パッケージのさらなる工夫を期待したいところです。
パワートレインは現行型が1.5Lターボと2.0Lハイブリッド(2モーターのe:HEVタイプ)のラインナップになっていますが、ホンダは電動化比率を高めることを宣言していますから、e:HEVだけの設定になることはほぼ確実といえそうです。
フル乗車での運動性能を考えると2.0Lエンジンと2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムをブラッシュアップすることが最適に思えますが、燃費重視でいくのであればヴェゼルなどで実績のある1.5Lエンジンのe:HEVを搭載する可能性も否定できません。そうなると、かなり燃費性能を改善してくるでしょうから、非常に楽しみになってきます。
ハンズオフの採用やプレミアムな装備にも期待したい
先進運転支援システムについてはどうでしょうか。現行型でもハイブリッドには渋滞対応ACCが備わるなど十分な機能を有しているステップワゴンですが、ホンダの先進運転支援システム「ホンダセンシング」は年々進化しています。次期ステップワゴンでは条件次第ではハンズオフが可能な最新世代のホンダセンシングも期待したくなります。
また、ステップワゴンといえば、エアロバージョンの「スパーダ」が人気グレードとなっています。標準仕様とスパーダの二本立てというグレード構成は新型でも踏襲されるはず。新型ではスパーダは、かなり標準とは差をつけたスタイリングになっているという噂もありますから、そのあたりも気になるのではないでしょうか。
ご存知のように、ホンダのスライドドアミニバンとして3ナンバーボディ専用にデザインされたオデッセイはラインナップ落ちするとされているため、新型ステップワゴンはオデッセイユーザーもカバーする必要が出てきます。
そうなると、ゆったりしたレザーシートなど高級志向のインテリアをもつスパーダの上級グレードの登場などにも期待がかかります。ミニバンを探しているユーザーにとっては、ステップワゴンのフルモデルチェンジ情報が非常に気になる年の瀬となりそうです。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
※写真は現行型ステップワゴン(MC前モデルの画像も含む)
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みんなのコメント
ワクワクゲート自体は残しつつ、左右非対称形状を左右対象にするだけでも良い気がする。