カスタム要素をセンス良くちりばめたコクピットを作った横張さんのトヨタ『エスクァイア』。ロックフォードのハイエンドスピーカー(3ウェイ)をインストールして、サウンド面でも万全の構え。茨城県のSOUND WAVEによるハイレベルなインストールが完成した。
◆ドアのアウターバッフルには
印象的なカスタム処理を加える
フロントスピーカーにチョイスしたのはロックフォードの名機となるJ5653-S(J5)。アメリカンブランドであるロックフォードのユニットながら、ジャパンプロデュースで作られた3ウェイモデルは今では伝説になっているスピーカーだ。横張さんはかつてロックフォードの高級スピーカーが取り付けられているデモカーを聴いて、そのサウンドに魅了されてロックフォードのファンに。さらに日本/アメリカのもの作りが融合したJ5がすっかり気に入って導入するに至ったという経緯がある。
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ エスクァイア by SOUND WAVE 前編…アメリカンサウンドが大好き
ミッドバスはドアにアウターバッフルで取り付けられている。印象的なのはバッフル面に処理されたカスタムデザインだ。ステッカーボムと呼ばれるスタンス系などのカスタム車両に見られる処理を施し、内装のカスタム色を一気にレベルアップしている。お気に入りのエアロメーカーのロゴなどを用いたデザインは落ち着いた白黒のモノトーン調を狙ったのは派手さの中にも落ち着きを求めたから。ただし赤のロゴを差し色的に配色するのもこだわり。
アウターバッフルの形状もかなりシャープにデザインされているのがわかる。バッフル後方はドアポケットに被るラインをうまくトレース、エッジを立てたバッフル周囲の形状も純正ドア内張りにうまく融合させている。独特なプロテクションを備えたJ5のミッドバスとのバランスも良く、上質なスピーカーを高品質に取り付けているのがデザインからも読み取れる仕上がりとなった。
◆ツイーター/ミッドレンジはAピラーに
ベースパネルをワンオフしてインストール
3ウェイシステムであるロックフォードJ5653-Sのツイーター/ミッドレンジはAピラーに直接埋め込み取り付けするのでは無く、ピラーを拡張するパネルをワンオフしてここにビルトイン取り付けする独自のスタイルを取っている。そのためツイーター/ミッドレンジは共通のバッフル面を持つことになり、中高域のサウンドを整えるのにも一役買っている。
そんなバッフル面にはドアのアウターバッフル同様にステッカーボムのカスタム処理で仕上げられている。コクピットからはもちろん、フロントウインドウ越しに車外からも見える場所であることからもこの位置のカスタム処理はオーディオカーとしてもアピール度が高いポイント。ここでも白黒の落ち着いたカラーリングに加えて赤のロゴを差し色に使ったデザイン処理を踏襲。ドアの処理と同様に派手すぎないバランスの良いバッフルデザインを完成させた。
さらにツイーター/ミッドレンジの周囲にはアクリルリングを仕込み、間接照明でLEDライティングを加えているのも見どころ。バッフルのカラーリングに加えてイルミ処理のアピール度も加えた。
◆DSPの操作部のビルトイン部分にもデザイン処理
高音質とデザイン性を両立させたコクピットが映える
ステッカーボムの処理はコクピットの随所に配されている。先に紹介したドアやAピラーのバッフル面が印象的だが、センタークラスターの一部にも効果的に用いられている。ここにはJLオーディオのDSPの操作部を取り付けるパネルをワンオフ。オーディオの存在を主張するかのようにカスタム処理が加えられている。ピラーなどと同様のステッカーボムによるカスタムで仕上げている。
オーナーは音源のクオリティにも徹底してこだわった。オーディオプレイヤーとして用いるのはハイクオリティな再生能力で定評のあるA&KのA&ultima SP1000をチョイス。加えてサイバーナビも搭載し、使用シーンに合わせて使い分けている。
アメリカンサウンド好きのオーナー、サウンドウェーブの質の高いインストールに惚れ込んでオーダーし、ついに完成させたエスクァイア。J5のフロント3ウェイと質感の高いRSオーディオのサブウーファーを組み合わせたスピーカー群への満足度も高い。今後は天井やタイヤハウスなどのデッドニング・防音/遮音を実施して、よりクオリティの高いサウンドを目指していく予定だ。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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