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「PG-1は本格派!?」「こんなに違うんだ…」オフテイストな原付二種スタイリング&ライポジ比較〈PG-1/ハンターカブ/クロスカブ〉

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「PG-1は本格派!?」「こんなに違うんだ…」オフテイストな原付二種スタイリング&ライポジ比較〈PG-1/ハンターカブ/クロスカブ〉



2023年末にタイ、そしてベトナムで相次いで発表され、2025年6月現在も国内導入が待たれるヤマハの「PG-1」。誰がどう見てもホンダのハンターカブ&クロスカブにブツけてきたライバル車だが、その実力やいかに。2023年モデルの個人車両に触れる機会を得たので、同年モデルのハンターカブ&クロスカブも用意して、徹底的に比べてみたぞ。

【画像16枚】〈PG-1/ハンターカブ/クロスカブ〉

●文:谷田貝洋暁 ●写真:真弓悟史

カブとは違うのだよスーパーカブとはっ!

みなさんご存知のとおり、スーパーカブは2014年に立体商標として登録されている。この立体商標とは、いわば“形の特許”であり、立体商標として代表的なのは「コカコーラの瓶」や「キッコーマンの卓上醤油瓶」といったところ。余談だが、後者を手がけているのは、ヤマハの各種モデルデザインを手かけてきたGKデザインだったりする。

なんでも、立体商標を得るには“名前を聞いて誰もが思い浮かぶ形であること”が重要だそうだが、乗り物が立体商標として認められるというのは、とても稀なこと。スーパーカブは、乗り物として日本初の立体商標登録となったが、海外でもフォルクスワーゲン ビートルぐらいしか例がない。

そんな観点で見てみると、PG‐1はうま~く“カブらしさ”を外している(笑)。前後16インチのホイールもそうだし、レッグシールドもなければ、ユニットステアも採用していない。

横型エンジンとアンダーボーンフレームという基本構成は一緒だが、逆に言うとそのぐらいしか共通点が見つけられないのだ。似てはいるものの、遠目にみてもPG‐1とスーパーカブを見間違えることはないだろう。

スタイリング比較

シルエットは似通っているようで、ホイール構成/マフラーの高さ/キャリアの有無や大小といったあたりはかなり異なる。

―― YAMAHA PG-1

―― YAMAHA PG-1

―― HONDA CROSS CUB 110

―― HONDA CROSS CUB 110

―― HONDA CT125 HUNTER CUB

―― HONDA CT125 HUNTER CUB

ライディングポジション比較

◆PG-1

―― 【大柄なライダーも満足のポジション】PG-1は、シート高795mm。カブ系に比べてシート形状がスリムで足が出しやすく、数値の割りに足着き性がよく、踵までべったり。カブ系同様上半身の背筋は伸びるが、ステップポジションが低く、膝の曲がりに余裕があるのがポイント。【身長172cm/体重75kg】

◆クロスカブ110

―― 【足着きはよくコンパクト】クロスカブ110は、シート高784mm。3車種の中でもっともスーパーカブらしいフォルムで、足着き性もよく、踵までべったり付いた状態で膝にも余裕がある。ハンドル幅も795mmと狭めでポジションも全体的にコンパクトな印象だ。

◆CT125ハンターカブ

―― 【カブ系としてはハンドルがワイド】対して、CT125ハンターカブはシート高800mmで、カブ系としては最高数値。サイド回しのエキゾーストパイプ&吸気ダクトがあるおかげで車幅もあり、結果として踵が数センチ浮き、カブ系としては足着き性はよくない。ハンドル幅も805mmとワイドに設定されている。

スペック比較一覧表[2023年モデル]

―― 車名PG-1(諸元はベトナム仕様)クロスカブ110CT125ハンターカブ全長×全幅×全高1980×805×1050mm1935×795×1110mm1965×805×1085mm軸距1280mm1230mm1260mm最低地上高190mm163mm165mmシート高795mm784mm800mmキャスター/トレール26.5度/83mm27度/78mm27度/80mm装備重量107kg107kg118kgエンジン型式空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ←←総排気量113.7cc109cc124cc内径×行程50.0×57.9mm47.0×63.1mm50.0×63.1mm圧縮比9.3:110.0:110.0:1最高出力8.9ps/7000rpm8.0ps/7500rpm9.1ps/6250rpm最大トルク0.96kg-m/5500rpm0.90kg-m/5500rpm1.1kg-m/4750rpm始動方式セルフスターター←(キック併設)←(キック併設)変速機4段←←燃料タンク容量5.1L4.1L5.3Lタイヤサイズ前90/100-1680/90-1780/90-17タイヤサイズ後90/100-1680/90-1780/90-17ブレーキ前油圧式ディスク油圧式ディスク(ABS)←ブレーキ後機械式ドラム機械式ドラム油圧式ディスク発売当時価格──36万3000円~47万3000円

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

文:WEBヤングマシン ヤングマシン編集部
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みんなのコメント

2件
  • *****
    ワイはクロスでいいや👋🏻‪
    安いし
  • おかっぱ巻き
    静岡県のとあるバイク屋で販売してて色々聞いたらヤマハの社員が何人も見に来てる言ってたな
    コミコミで40万くらいだったかな、パーツは面倒見ますとは言ってた
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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