まったく異なるアプローチの2台
アルピーヌA110は、われわれが待ち望んだクルマだ。アルピーヌの復活が発表されて以来、多くの注目を集めている。非常に甘美で満足感が得られ、楽しいクルマだ。対するM2コンペティションは、価格帯こそ同じだが、全く異なるアプローチをとっている。
【画像】アルピーヌA110 / BMW M2コンペ 全38枚
両車のスペックを比較すると、BMWがパワーでは150psも上回るのに対し、アルピーヌは500kgも軽量だ。この重量差により、2台のパフォーマンスはほぼ同等であり、0-100km/h加速は0.1秒しか変わらず4.5秒程度だ。最高速度も同じく250km/hに制限されている。
ポルシェは718で4気筒に移行してしまったが、M2は今でもストレート6だ。このサウンドは素晴らしく、シャシー性能ではケイマンやアルピーヌにかなわないものの、ステアリングは非常に正確かつレスポンシブだ。乗り心地は固めだが、十分に落ち着いている。
対するアルピーヌは専用プラットフォームとアルミ製ボディを使用し、徹底的な軽量化を追求している。またダブルウィッシュボーン式サスペンションの採用により、コーナーでは若干のロールを許しながら軽快に駆け抜ける。
シャシー性能で上回るA110
以前のM2はこのクルマと基本設計を同一にしながらも、よりマッスルカー的な雰囲気であった。コンペティションになってスポーツカーらしさが増し、繊細さやレスポンスに加え刺激や正確さもより高められている。
しかしハンドリングの出来栄えではA110が一枚上手であった。ターンインでのヨーの発生の仕方がロールの仕方を釣り合っており、非常に満足感の高い走りを見せる。コンパクトなボディで外の視界も良く、ドライビングポジションも素晴らしい。そこそこの速度域でも十分に楽しむことができる。
ポルシェはもちろんこのカテゴリーにおいて優れたミドエンジン車であり、乗り心地も旋回性も非常に高いレベルでまとめられている。しかし、今回の2台もそれに匹敵する出来栄えだ。さらに最近スープラも登場したことで、この市場はますます混迷を極めている。これらを前に718ケイマンは勝ち残れるのだろうか。
M2はコンペティションになってからスポーツ性が増し、よりアルピーヌに近いクルマになっている。しかしそれでもより1つのことに的をしぼって開発されたアルピーヌにはさらなる中毒性があるようだ。これをもって、今回の対決はアルピーヌA110の勝利と結論づけたい。
詳細は動画にてお楽しみいただける。
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