「砂漠のロールス・ロイス」が最新世代でまたしても頂点へ
現代のように世の中のクルマ選びがSUV中心になるずっと以前から、ランドローバーおよびレンジローバーは悪路にめっぽう強い“クロカン4WD”としてその名を世界に知られた存在だった。なかでもレンジローバーといえば、「砂漠のロールス・ロイス」という異名で中東のお金持ちに親しまれたほどの高級車でもあった(今やロールス・ロイスまでがSUVを出しているが)。
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世界の高級ブランドがスーパーなハイエンドSUVを続々と登場させる現代においてもなお、レンジローバーはその格式と伝統で孤高の存在であり、彼ら自身もそうあろうと意識しているだろう。われこそはロイヤルワランティ(英国王室御用達)、というわけだ。
ショートボディのD300に試乗
第5世代となったレンジローバーは、シンプルの極みというべき内外装のデザインエッセンスとさまざまなパワートレーンに対応可能なプラットフォームを得て、またしてもラグジュアリーSUV界の頂点に立ったと言っていい。
メディア試乗会でP530(BMW製4.4リッターV8ガソリンツインターボ搭載)とD300(3リッター直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド)、ロングボディとショートボディのそれぞれを試したのち、好みの濃いグリーンにペイントされたショートボディのD300を借り受けて、東京から自宅のある京都までの往復テストドライブを敢行した。
ちなみに新型レンジローバーにおけるパワートレーンの本命は、直6ガソリンエンジンにプラグインハイブリッドシステムを加えたグレードだが、それはまた次回のお楽しみ。
本格クロカンであり、優れたGTカー
都内を走り出すと、あらためてそのサイズの大きさに驚く。街中では視線の高さを否応なしに実感するからだ。小型トラック並みの高さのため、いつもは威張っている国産SUVやミニバンが、なんならジムニーかワゴンRくらいに矮小化されてしまう。
運転に不安が生じるかというと、逆だ。むしろ見晴らしが良くていい、と思えるあたりが新型の走りの長所だろう。上半身(ボディ)と下半身(シャシー)が別々に動くような感覚がまるでない。どんな速度域においても一体感がある。それゆえ思い通りに動くという確信が持てるため、狭い路地でも気にせず入っていけた。大きなタイヤゆえか低速域でアシが多少ゴツゴツすることと、サイドミラーの付け根あたりに割と大きめの死角ができること以外、街中での乗りやすさはこのサイズを考えると異例に良い。
高速道路ではいっそうその美点が輝きを増した。否、正確にいうと高速道路へとアクセスするインターのコーナーで、新型レンジローバーは早くも感嘆のドライブフィールをみせた。
思い通りに動く、などというレベルではない。視線の高さ以外に物理的な背の高さをほとんど感じさせることなく、安心感に満ちたフラットライドフィールで本線を目指すことができた。アクセルペダルの微調整でノーズが向きを変え、ありがちな曲率の変化もものともしない。そのうえ、しっかりとしたクッションと堅牢なボディがドライバーへの不安の伝達を一切封じ込めている。ボディサイズの数字を思い出すことなど、走り出せばもはやない。単に自由に操ることのできる見晴らしのいいクルマだ。
もちろん、高速道路でのクルージング性能は圧巻のひと言だった。ドライバーの操作に対してボディからの無用に大きな反応がなく、前後左右に気持ち悪い揺れを感じることなども皆無だ。本当にこれがラージサイズSUVのドライブフィールなのだろうか!
低回転をキープしながらの高速ドライブがラクで快適
低回転域からトルク性能を豊かに調整されたディーゼルエンジンは低回転域で必要十分な力を供給し、重量級の車体を軽々と引っ張っていく。なかでも低回転をキープしながらの高速ドライブがラクで快適。長距離ヘビーユーザーがディーゼルエンジンを好む理由は、なるほど燃費の良さだけにあるのではなかったというわけだ。
東京から京都まで450kmのドライブが本当にあっという間に思えた。飛ばしに飛ばして短時間で着いたというわけではもちろんない。淡々と流れにあわせた速度で走っていたと思う。要するに精神的に早く着けた。普段と同じ5時間半のドライブではあったけれど、4時間くらいに思えた。逆にクルマによっては6時間以上に感じることさえある。
京都の狭い街中を走っているとさらにいっそうそのサイズを大きく感じた。悪名高い市バスにも負けていない。高速道路で感じた一体感のある驚異的なGT性能を信じられないほどに。それでも不自由はしない。身体がすでに一体感を知っているからだ。
そして、クルマから降りてすぐさま原稿に立ち向かう気力と体力が残されていた。レンジローバーが優れたGTカーであることの何よりの証である。
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