F1スペインGPで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とのインシデントを引き起こした。これが故意の行為であるという見方が広がり、批判が起きている。フェルスタッペンはこの件に関し、ほとんど話そうとはしない。
66周のレースの終盤、セーフティカーが出動した際に、ほとんどのドライバーたちがタイヤ交換を行い、ソフトタイヤを装着した。しかしフェルスタッペンは、ソフトタイヤが残っていなかったことから、ハードタイヤを装着。これによりリスタートでフェルスタッペンは、背後のドライバーたちからチャレンジされることになった。
フェルスタッペン、物議を醸すラッセルへの接触で、出場停止の危機に。他のふたつのインシデントはペナルティなし
ラッセルを抑えようとするなかで、コース外に押し出される形になったフェルスタッペンは、コースに復帰する際に、ラッセルの前で戻った。しかしチームはペナルティを恐れてフェルスタッペンにラッセルの後ろに下がるよう指示。これに不満を持ったフェルスタッペンは、いったん減速してラッセルを前に生かせる素振りを見せた後で加速。それによってラッセルに衝突した。
スチュワードはフェルスタッペンのこの行為に対し、10秒のタイムペナルティとペナルティポイント3を科した。そのためフェルスタッペンは、5位でフィニッシュしながら、10位に降格となったうえに、ペナルティポイントが合計11ポイントとなり、出場停止処分まであと1ポイントという状況に陥った。
レース後、『Sky Sport F1』から、ラッセルへの接触は意図的だったのかと問われたフェルスタッペンは、「それは重要なのか?」という言葉を返した。
このような出来事はファンや視聴者にとって非常に重要であると記者に指摘されると、フェルスタッペンは「ああ、そうか。オーケー。でも僕はひとつの瞬間についてよりも、レース全体について話したい」と答えた。
終盤にハードタイヤで戦わなければならなかったことなどから蓄積したフラストレーションが、その行動の引き金になったのかという問いに対して、フェルスタッペンは「違う」とだけ答えた。
このような瞬間がドライバーのイメージを傷つける可能性があると指摘された際には、「それはあなたの意見だ。これ以上は話さない」とフェルスタッペンは述べた。
ラッセルは、フェルスタッペンの行為が意図的なものだったと考えている。
「僕も皆さんと同じように驚いた。あの手の動きは、シミュレーターゲームやカートレースでは見たことがあるが、F1では見たことがない」
「最終的に僕たちは4位でフィニッシュし、彼は10位で終えた。彼の心の中で何が起きていたのか、本当にわからない」
「その瞬間には、意図的だと感じた。だからこそ驚いた」
フェルスタッペンが故意に接触したと多くの人々が考えており、ニコ・ロズベルグは、絶対に許されない行為であり、失格処分にすべきだったと発言している。これについてはラッセルは発言を控えた。
「僕はそれを言う立場にない。今はそのことを考えるつもりはないんだ。僕たちには自分たちの問題がある。今はマシンを速くすることに集中している」
「マックスは本当に素晴らしいドライバーであり、多くの人が彼に憧れている。だからこそ、こうしたことが繰り返されるのは本当に残念だ。完全に不要なことに思えるし、彼自身にもまったく利益をもたらしていないように見える」
「イモラでは、史上最高クラスの動きを披露した。だが今回のようなことも起きるんだ。そしてそれは、彼自身とチームに多くのポイントの損失をもたらした。シャルル(・ルクレール)と僕は、最後の2周にペースが落ち込んだ。だから彼はおそらく、表彰台争いに戻ってこられたはずなのに」
https://twitter.com/F1/status/1929213598183608483
[オートスポーツweb 2025年06月02日]
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