現在のMotoGPは、アプリリアに所属するホルへ・マルティンの契約にまつわる問題が話題となっている。ただトップライダーたちは、契約調停機関のようなものは必要ないと考えているようだ。
今季ドゥカティからアプリリアへと移籍したマルティンは、怪我の影響で序盤戦のほとんどのレースを走れずじまいとなっているが、彼は本来2026年までとなっているアプリリアとの契約を早期に解消しようとしている。ただその一方でアプリリア側は先日、マルティンとの契約が2026年まで有効であると公式に声明を発表。この問題は今後も尾を引きそうだ。
■マルティン早期離脱がウワサのアプリリア、2026年まで契約は有効と声明発表「他チームがオファーしないことを期待」とも
一方で4輪最高峰のF1においては、契約トラブルに介入する『契約承認委員会』が存在する。これは1991年、後のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハーが、ジョーダンでデビューした次のレースでいきなりベネトンへと移籍した一件がきっかけとなっている。また最近でも、オスカー・ピアストリが当時所属していたアルピーヌではなくマクラーレンからF1デビューを果たすことになった際にも、契約承認委員会が重要な役割を果たした。
しかしながら、MotoGPのワールドチャンピオンであり今季もポイントリーダーにつけるマルク・マルケス(ドゥカティ)は、現在アプリリアとマルティンによる騒動が巻き起こっているにもかかわらず、F1のような制度をMotoGPにも設けることに賛同していない。彼はイギリスGPを前にした木曜記者会見で、次のようにコメントした。
「僕としては、信頼できるマネージャーのチームなど、自分の周りにプロフェッショナルな人たちがいればそれで十分だ」
また、前戦フランスGPでサプライズ勝利を果たしたヨハン・ザルコ(LCRホンダ)も、MotoGPの昔ながらのスタイルを支持している。彼はF1の契約承認委員会を引き合いに出してこう語った。
「僕は今のモーターサイクル界に満足している。F1のようなことは起きていないしね。だからできる限り今のような状態が維持されることを願っている」
KTMのファクトリーライダー、ペドロ・アコスタも概ね同じ意見だ。彼は「マルクが言ったように、自分の周りに優秀なチームがいて、自分の契約内容をしっかり理解できていれば、多かれ少なかれ守られると思う」との見解を述べた。
なお、アコスタ自身にも現在、KTMとの契約を解除して2026年にホンダへ移籍しようとしているとの噂がつきまとっている。ちなみに、アコスタのマネージャーはマルティンと同じアルバート・バレラだ。
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みんなのコメント
普通に考えて、被害者はアプリリア側で詐欺に遭ったようなものじゃん。
アプリリアから契約解除したいってなら分かるけど、マルケスレベルならともかく、マルチンなんてたかが一回チャンピオンになった様な奴が何言ってんだって感じだわ。
勘違いも甚だしい。