DSの新たな方向性が凝縮されたモデル
次世代を担う電動車のパフォーマンスと魅力を高めるべく、各メーカーがしのぎを削る電動フォーミュラカーのレース「フォーミュラE」。その世界選手権は今シーズンで11年目を迎えた。自動車大手コングロマリットであるステランティスからは、マセラティに加え、DSオートモビルも参戦。同ブランドはシーズン2から継続参戦しており、これまでにチームとして2度のシーズン王者に輝くなど、目覚ましい活躍を見せてきた。
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【画像44枚】フォーミュラE日本ラウンドでお披露目されたDSの新フラッグシップモデル「N°8」とレースの模様はこちら
そんなフォーミュラEの日本ラウンド「Tokyo E-Prix」が、2025年5月17日~18日に開催された。昨年に続き、舞台は東京・台場の有明エリアに設けられた特設市街地コース。電車などでのアクセス性も高く、生活圏に近い環境で開催される点も注目のポイントだ。コンペティションとしてだけでなく、持続可能性を前面に打ち出したイベントとして、多くの来場者で賑わった。
この大会の魅力は、レースそのものにとどまらない。東京ビッグサイトを拠点とする会場では、電動カート体験やライブパフォーマンスなど、家族連れやビギナー層も楽しめる多彩なコンテンツが展開された。その中でも注目を集めたのが、DSブランドによる新型モデルの国内初披露である。
会場で公開されたのは、同ブランドの新型フラッグシップモデル「DS N°8(ディーエス・ナンバーエイト)」。フル電動のピュアEVであり、日本初お披露目の舞台としてこのフォーミュラE 東京大会が選ばれた。会場では、DSブランドのグローバル・マーケティング・ディレクターであるバスチャン・シュプ氏、およびグローバル・セールス・ディレクターのフィリップ・ナルベブル氏が、N°8の特徴について解説を行った。
DS N°8は、2020年に発表されたコンセプトカー「DS AERO SPORT LOUNGE」のデザインを受け継ぐ市販モデルだ。ボディサイズは全長4820×全幅1900×全高1580mm、ホイールベースは2900mm。従来のフラッグシップであるDS 9よりも全長こそわずかに短いが、全幅/全高ともにサイズアップされ、堂々とした体躯を誇る。クーペSUVの要素を取り入れたスタイリングは、DSの新たなデザイン言語を体現するものとなっており、「N°」というタイポグラフィも今後はシリーズ名として他モデルに展開される予定だ。
まず目を引くのは、フロントマスクのデザインだ。EVであることから従来のような冷却用グリルは不要で、その代わりに“ルミナスクリーン”と呼ばれる発光パネルを採用。ダイヤモンド型LEDやV字型シグネチャーデイライトが配され、ひと目でDSの最新モデルとわかる個性的な表情を生んでいる。
金属の塊を削り出したような凝縮感のあるフォルムと鋭いエッジは、空力性能へのこだわりを物語る。フロントには可動式のエアロフラップを備え、格納式ドアハンドルや専用設計のアルミホイールなども空気抵抗の低減に貢献。Cd値(空気抵抗係数)は0.24と、このクラスでは優秀な値を誇る。
そのシャープな印象は、インテリアにも継承されている。上質なナッパレザーを全面に用いた内装は、フラッグシップの名にふさわしい仕上がり。大胆なX字スポークのステアリングホイールや、先進的な造形のモニターとセンターコンソールなど、独自の高級感を感じさせる設えとなっている。また、ラミネーテッドガラスによる静粛性の確保や、フランスのハイエンドオーディオブランド「FOCAL」の音響システムの採用など、電動車の特性を活かした装備も充実している。
そして最も注目すべきは、その走行性能だろう。DS N°8には新開発の電動車用プラットフォーム「STLA-M」が採用され、前後に2基のモーターを搭載したAWDシステムを構成。最高出力は350ps、最大トルクは509Nmに達し、デュアルモーターの恩恵をフルに活かす。また、97.2kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、WLTPサイクルでの航続距離は691kmを誇る。これはFormula Eで培われたモーター/バッテリーの温度管理やエネルギーマネジメント技術が反映されている成果でもあると、シュプ氏は語った。
このように、DSの新たな方向性を凝縮したDS N°8は、2025年秋以降に日本での正式導入が予定されているが、それに先駆けて実車を間近で体感できる機会が設けられている。5月31日の東京を皮切りに、全国のDS STOREにて今回のTokyo E-Prixで披露された実車が展示される予定だ(詳しくはhttps://www.dsautomobiles.jp/models/dsn8.htmlにて)。DSの新時代を飾るフラッグシップEVをぜひ、目で見て、手で触れて、感じてみてほしい。
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