F1イギリスGPを入賞ギリギリという成績で終えたフェラーリ。しかしそのレースペースを見てみると、それほど悲観する必要はないかもしれない。
フェラーリはイギリスGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、そしてマクラーレン勢2台に次ぐ4番手と5番手につけた。しかし決勝では、大きく後退。メルセデス勢だけでなく、後方スタートだったレッドブルのもう1台(セルジオ・ペレス)やアストンマーチンのフェルナンド・アロンソ、さらにはウイリアムズのアレクサンダー・アルボンにも先行され、シャルル・ルクレールが9位、カルロス・サインツJr.が10位と、ギリギリ入賞できたという状況だった。
■非情な人事は過去にも……F1シーズン途中のドライバー交代劇を振り返る
今シーズンのフェラーリは、特にレースペースに苦しむことが多かった。今回も結果だけを見れば、レースペースが不足していたように見える。しかし今回に限って言えば、彼らの足を引っ張った最大の要因はその”戦略”にあった。
フェラーリ勢のレースペースは悪くない?
ルクレールは20周目、サインツJr.は28周目にそれぞれピットインを行なっている。いずれもアンダーグリーンであり、他のライバルたちに先んじて動いたという状況だ。
しかしサインツJr.がタイヤ交換を終えてコースに戻った後、セーフティカーが出動。これにより各車が続々とピットインし、フェラーリ勢のポジションは相対的に下がってしまう。しかも、今回のレースでは予想以上にタイヤのデグラデーションが厳しくなかったため、当初2ストップが主流になるだろうと考えられていた中、ほとんどのマシンが1ストップで走り切ることになった。フェラーリも1ストップで走り切ったが、タイヤの新旧の差はいかんともしがたく、結局ポジションを落とすことに繋がった。
レース中のペースを見てみると、フェラーリ勢のそれは、決して悪くない。フェルスタッペンとマクラーレン勢には太刀打ちできなかったかもしれないが、メルセデス勢とは同等、アストンマーチンやウイリアムズに比べれば圧倒的に速かったはずだ。そう考えれば、3~7位あたりでフィニッシュしていてもおかしくなかったと思われる。
実はオーストリアGPでも悪くなかったフェラーリのレースペース
実はフェラーリ勢の決勝レース中のロングランペースは、回復傾向にある。イギリスGPではもちろんだが、前戦オーストリアGPのレースペースを見ても、メルセデス勢を圧倒。アップデートが大成功し、大幅に速さを増したマクラーレンよりも速かった。カナダGPでも、実は同じような傾向が見て取れ、他車が2ストップで走る中、1ストップで走り切って見せたのだ。しかも、ペースはそれほど悪くない。
フェラーリは成績にこそ現れていないものの、確実に進歩を遂げている。戦略さえハマれば、表彰台に返り咲くのは時間の問題……そんなポジションにつけているのかもしれない。
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