■半世紀続く商用車の象徴ー新型に期待集まる!
2025年10月31日から11月9日までの期間、東京ビッグサイト(江東区有明)にて「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー2025)」が開催されています。
本イベントでは、自動車メーカーをはじめとするさまざまな企業が最新のモビリティ技術やコンセプトモデルを出展しています。
なかでもトヨタは、同月29日に行われたプレスデーにおいて、新たなコンセプトモデル「ハイエース コンセプト」を世界初公開しました。
半世紀以上にわたり商用車の代名詞として君臨してきたハイエース。今回の発表は、その次世代像を示唆するものとして、国内外のファンやビジネスユーザーから大きな注目を集めています。
ハイエースの歴史を振り返ると、初代モデルは1967年に誕生。その後、時代の変化に合わせて改良を重ね、現在の国内市場では2004年に登場した5代目「200系」が販売されています。
ロングボディ(標準幅・ロールーフ)からスーパーロングボディ(ワイド幅・ハイルーフ)まで、豊富なバリエーションを展開。配送業からアウトドア、車中泊まで、幅広い用途で活躍しています。
2024年には一部改良が行われ、翌2025年2月には特別仕様車「スーパーGL“DARK PRIME S”」が登場するなど、発売から20年以上を経た今も進化を続けています。
一方、海外では2019年により大型化・高安全化を果たした6代目「300系」が登場。日本ではその派生モデルとして「グランエース」が2019年から2024年まで販売され、ラグジュアリーバンという新たな市場を切り拓きました。
しかし、国内の商用向けモデルは依然として200系が現役。そうした中で公開された「ハイエース コンセプト」は、まさに次期型への期待を抱かせる存在といえるでしょう。
展示ブースに並んだハイエース コンセプトは、2023年のショーで発表された電動商用バン「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」のデザイン哲学を発展させたモデルです。
直線を基調としたシンプルで無駄のないフォルムは、まさに“箱の美学”を体現。堅牢さと機能美を兼ね備えたスタイルは、実用車としての本質を追求しながらも、現代的なミニマルデザインの洗練を感じさせます。
ボディはロールーフとハイルーフの2タイプが展示されており、それぞれサイズ感が異なります。
担当者によると、ロールーフモデルは現行200系に近い取り回しの良さを持ち、日本市場を意識した仕様。一方、ハイルーフモデルは海外仕様の300系を思わせるスケール感で、グローバル展開も視野に入れた設計思想がうかがえます。
具体的な寸法は非公開ですが、トヨタらしい柔軟なプラットフォーム構築がなされているようです。
注目すべきは、そのパワートレイン構成の多様さです。ハイエース コンセプトはバッテリーEV(BEV)を中心に据えつつも、ガソリンやハイブリッドなど複数の方式に対応可能なアーキテクチャを採用しているといいます。
物流業界で求められる実用性や導入コストへの柔軟な対応を見据え、電動化時代の“働くクルマ”としての可能性を広げています。
インテリアもまた、これまでの商用車の常識を覆す設計が施されています。ダッシュボードは同時発表されたトヨタの新世代商用シリーズ「COMOS-X」などと共通のデザインテーマを採用し、操作系をシンプルに整理。
デジタルディスプレイを中心に構成されたコックピットは、用途に応じてモジュールの付け替えが可能とされ、配送・整備・キャンピングなど多様なビジネススタイルに柔軟に対応できる構造を目指しているようです。
さらに、外装や内装に使用される素材は耐久性と環境性能を両立させたもので、長期使用を前提とした設計思想が随所に感じられます。
「長く使える“道具”であること」ーーそれは初代ハイエースから脈々と受け継がれてきた理念でもあります。
トヨタの担当者は、「ハイエース コンセプトはあくまでスタディモデルですが、市販化を強く意識した提案です」とコメント。
現行オーナーや事業ユーザーに向けて「ぜひ会場で実物をご覧いただき、次世代ハイエースへの期待を感じ取ってほしい」とメッセージを送りました。
“働くクルマ”として、また“遊びのベース”として、時代ごとに新たな価値を提供してきたハイエース。
その名を冠する新たなコンセプトが、次にどのような形で現実となるのかーー商用車の未来を映す鏡として、世界中の注目がトヨタの次なる一手に集まっています。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
商用なんだから視認性や積載がメインに考えて欲しいよ
内装の高級感はいらないよ
そういうのを期待してる人はベルアルに乗ればいいよ