2025年5月23日、BMWはイタリアのコモ湖畔で開催された「コンコルソ デレガンツァ ヴィラデステ(Concorso d'Eleganza Villa d'Este )2025で、コンセプトカー「スピードトップ(Speedtop)」を発表した。
ダイナミズムとエレガンスを放つシューティングブレーク
BMW コンセプト スピードトップ(以下、スピードトップ)が発表されたイベントは、歴史的な自動車の祭典として知られている。BMWではワゴンを「ツーリング」と呼んでいるが、このスピードトップはスポーティなツーリングを再構築し、シューティングブレーク(クーペをベースにリアのラゲッジスペースを大きくして、狩猟用具などを積めるようにしたクルマ)のエレガンスさとユニークなプロポーションを融合させた。
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「止まっているときにもダイナミズムとエレガンスを放つのが真のBMWであり、それはこのスピードトップにもあてはまります。その特徴はサイドビューにあります」と、BMWグループ デザインの責任者であるエイドリアン・ファン・ホーイドンクは語る。
室内空間はゆったりとしており、2人だけの週末旅行に最適だ。上質な素材、こだわったディテール、そしてエクステリアとインテリアのスタイリッシュなつながりは、真のクラフトマンシップの証でもある。
スピードトップの人目を引くフォルムは、2024年にコモ湖湖畔で開催された同じイベントで発表された「BMW スカイトップ」と共有し、コレクターや愛好家向けに少数限定シリーズとして提供される。いわば、スカイトップのシューティングブレーク版が、このスピードトップといえるだろう。
フロントエンドの強調されたV字シェイプやシャークノーズ デザイン、スリムなヘッドランプ、照明付きキドニーグリルが、スピードトップに紛れもない存在感を与えている。ボンネットからルーフ、そしてリアスポイラーへと続く中央の合わせ目が、ダイナミックなスタイルを表現している。
ルーフのカラーグラデーションが、このフォルムを際立たせ、たくましいスタイルは広いショルダーによって強調されている。そして足下はスピードトップのために特別にデザインされた2トーンの14本スポーク ホイールがエレガンスさを強調する。
インテリアは細部にまでこだわってデザインされ、巧みにパンチング加工された伝統的なスタイルのレザーが、クラフトマンシップを際立たせている。
70台の限定生産を決定。日本導入は、あるのか?
ボディカラーのグラデーションやマテリアルとのコンセプトが、エクステリアとインテリアの間につながりを生み出している。輝くようなブラウンの色調はインテリアにも受け継がれ、シートの明るいホワイトと調和している。2トーンカラーのレザーシートは、インテリアのダイナミックな部分と機能的な部分を分けている。
そしてエクステリアの印象的なルーフの合わせ目は、2トーン レザーのヘッドライナーに光線として映し出され、雰囲気のある間接照明となっている。
ラゲッジスペースも、ブロースタイルのパーフォレーションが施されたレザーで覆われている。ラゲッジスペースは2つのセクションに分かれており、数日間の旅行用の大きな荷物も収納することができる。
スピードトップの精巧な内外装のクラフツマンシップは、ディンゴルフィングにあるBMWグループ工場のマニュファクトリー ワークショップの専門技術によって実現された。
スピードトップのデザインにおける卓越性は、イタリアの伝統的なメーカーであるスケドーニ社とのコラボレーションによってさらに高められている。高級で高品質な革製品を手作業で製造することで知られる同社は、特に自動車産業において、常に最高の品質とカスタマイズを追求してきた。
シート後方には、レザーストラップ付きの収納スペースが2カ所あり、スケドーニのオーダーメイドバッグを2つ収納できる。このバッグはスピードトップのために特別にデザインされ、ボディカラーや素材のコンセプトにマッチしている。お揃いのウイークエンド用バッグもトランクに収納できる。
スピードトップはデザインだけでなく、性能面でも高みを目指し、パワーユニットにはBMWが現在のラインナップで最もパワフルなV8エンジンを搭載している。
「昨年、コモ湖畔で発表したコンセプト スカイトップは愛好家や自動車ファンの間で大きな反響を呼び、50台の限定生産を開始しました。そこで、このスピードトップも70台限定で生産することにしました。現在、注文を承っています。コレクターやエンスージアストの皆さまに、また新たなエクスクルーシブ モデルを提供できることを嬉しく思います」と、BMW ブランド&プロダクト マネジメント担当上級副社長のベルント・ケルバーは語っている。
さて、スカイトップとスピードトップ、日本には何台が導入されるのだろうか。現段階では、BMWジャパンからはアナウンスはされていない。だが今までのスペシャルモデルの例から考慮すると、コレクターへの個別販売で数台が日本に導入される可能性が高いと思われる。
[ アルバム : BMW コンセプト スピードトップ はオリジナルサイトでご覧ください ]
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