WRC(世界ラリー選手権)第11戦ラリー・トルコが行われ、セバスチャン・オジェ(シトロエン)が優勝を果たした。トヨタのオット・タナクは土曜日デイリタイアとなったが、最終パワーステージを最速で駆け抜け、ボーナスポイント5を手にした。
最終日をトップで迎えたのは、絶対王者のオジェだった。ただ僅差でチームメイトのエサペッカ・ラッピが続いており、油断できない状態。3番手にはヒュンダイのアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイ)がつけていた。
■トヨタ表彰台を独占! WRCドイツを完全制覇。タナク今季5勝目
ランキング2番手のティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)は道中コースから落ちてしまうというミスがあり、4分以上をロス。8番手で最終日へと入った。また、ランキング首位のタナクは、金曜日にタイヤがリムから外れるトラブルがあり後退。土曜日にはECUのトラブルに見舞われてデイリタイアしてしまう。ポイントを手にするためには、最終パワーステージで5位以内に入るしかない、苦しい状況である。
その他のトヨタ勢も苦しいラリーとなっていた。ヤリ-マティ・ラトバラは2日目に首位に立つシーンもあったものの、フロントタイヤにダメージを負って後退。さらにこの日の降雨もあり、ラトバラが6番手、クリス・ミークが7番手で最終日を迎えた。
日曜日の最終パワーステージのひとつ前SS16で、2番手ラッピは痛恨のスピン。オジェとの差が19.9秒にまで広がってしまった。ただ3番手ミケルセンは1分近い遅れであり、優勝争いはシトロエンのふたりに絞られた。
そして迎えたパワーステージ。ボーナスポイントを狙いにいくしかないタナクは、渾身のアタックを披露し、まず4分55秒2を記録した。タナクと同じような状況で、ボーナスポイントを狙いたいヌービルも攻めたが、2.6秒タナクに及ばなかった。ラトバラ、ミークもタナクには及ばずにフィニッシュラインを迎えた。
3番手ミケルセンは、確実に表彰台を手にするための堅実な走りで駆け抜け、パワーステージは6番手。2番手ラッピも、タナクから18秒遅れの”安全な”走りで、総合2番手のポジションを守った。
セーフティリードを持ってパワーステージを迎えたオジェは、タイトル争いのためには1ポイントでも多く獲得しておきたいところ。攻めの走りを見せたが、3秒あまりタナクには及ばず、このステージ3番手でボーナスポイント3ポイントを手にした。ただ、総合首位を守りきり、今シーズン3勝目を挙げてチャンピオンへの望みを繋げた。
総合2位はラッピ、3位はミケルセンとなった。
タナクは総合順位ではポイントを手にできなかったものの、貴重なボーナスポイント5を手にした。ヌービルは総合8位+ボーナスポイント4を手にした。
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