「とにかくA型エンジンが大好き」大人の遊び心が詰まったお洒落モダンな「サニトラ」

自動車業界人こだわりの愛機を紹介

　自動車業界で活躍する「カーガイ」は、普段どんな愛車に乗っているのだろうか？　今回紹介するのは自動車用カスタマイズパーツを販売する「AFFECTION」の今井紀夫氏だ。

初出：HIACE style vol.87付録（一部加筆）

「とにかくA型エンジンが好き」

　昔310のサニークーペを3台乗り継いでいて、あのころを懐かしんでいた矢先、たまたま見つけたのがこの緑色のサニートラック。

　なんとなく「ビビッ」ときたので購入したという今井氏だが、購入したときのボディ色はこの緑色でいい感じだった。だが、車高はもちろんノーマルで、なぜかリヤのショックがなく、マフラーも途中がないという旧車あるあるの状態。　しかし「とにかくA型エンジンが大好き」ということで少しずつカスタマイズを行った。車高を下げ、オーバーフェンダーにチンスポイラーを装着することで現在のシルエットに。ホイールは軽トラなどのカスタマイズで名を馳せるESB製を装着し、大人の遊び心を表現した「サニトラ」が完成。　内装では、ノーマルシートのクッション増しを行った上でモダンなカラーに張替。遊び心と大人の雰囲気が漂うクルマに仕上げられているのだ。

軽量でキビキビと走るサニトラ

　ボディカラーも購入のきっかけ。車両の状態はあまりよくなかったようだが、それを自分流に仕上げるのが旧車の楽しみ方のひとつだ。

　キャブ仕様だが、街乗り重視のセッティングなのでとても乗りやすいそうだ。排気量の小さいエンジンだが、軽量なのでキビキビ走ってくれる。

　サニトラは愛好家も多く、専門ショップもあるのでパーツの購入にはあまり苦労しないとか。今後はエンジンルームなどを仕上げていく。

　インテリアのとてもモダンな配色は今井氏のセンスの良さがうかがえるパート。

　シートはノーマルの張替だ。ダッシュボードまわりがヤレてきたので、今後はリフレッシュしていきたいということだ。

　A型エンジン愛でサニークーペを探していたのだがなかなか見つからず、そんなときに目にしたサニトラ。とにかく“かわいいやつ”と溺愛中。

SPECIFICATION●車名:サニートラック●年式:不明●購入年:2016年●エクステリア:オールペイント／チンスポイラー／オーバーフェンダー

●インテリア:ノーマルシート表皮張替&スポンジ増し／パーソナル・ステアリング●機能パーツ:OER・キャブレター／エキゾーストマニホールド／ワンオフ2本出しマフラー／ピロアッパーマウント／車高調整式ショックアブソーバー／ディスクブレーキ

●タイヤ&ホイール:ESB・TC01(F15×8.0インセット-10、R15×8.0インセット-25)／ナンカン・ウルトラスポーツNS-II(F、R195／45)

Comments

もう、生産終了から四半世紀以上となり、アメリカの25年ルールから外れたモデルですから、数少ないモデルがまた海を渡るのではと危惧します。チューニングベースとしても面白いクルマだけに、おそらく目ざといマニアが目をつけているでしょうね。

名古屋郊外だけど通勤時間にしばしばすれ違う白いサニトラがいる。

変なイジり方してなくて、シュッとスマートに乗ってるからカッコいい。