今季レッドブルからF1フル参戦を果たしたはずだったリアム・ローソンは、開幕2戦で極度の不振に陥り、第3戦日本GPを前にレーシングブルズに降格されることが決定。代わって角田裕毅が、レッドブルに念願の昇格を果たすことになった。
これについてレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、ローソンを角田よりも早くレッドブルに昇格させたのは間違いであったと認めた。
■レッドブル重鎮マルコ博士、角田裕毅起用の理由を語る「日本が次のレースというのは単なる偶然」 少なくとも今季のシートは”安泰”とも
レッドブルは3月27日、第3戦日本GPからローソンをレーシングブルズに降格させ、代わりに角田をレッドブルに昇格させることを正式に発表した。
ローソンが降格させられた最大の原因は、開幕2戦で極度の不振に陥ったことだ。レッドブルRB21のパフォーマンスを引き出すことができず、開幕戦オーストラリアGPでは予選18番手で決勝はクラッシュしてリタイア。中国GPではスプリント予選でも本戦に向けた予選でも最下位に沈み、決勝でも入賞には届かなかった。
この状況に業を煮やしたレッドブルの首脳陣は、ローソンに立ち直りの猶予を与えるのではなく、より経験が豊富な角田が、好成績を出せるかどうか見極める必要があると決断……日本GPからドライバーを入れ替えることを決めた。
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるマルコ博士は、ローソンを今季からレッドブル・レーシングのドライバーとして起用したのは、正しいことではなかったと認めた。
「以前のユウキには一貫性がなさすぎたんだ」
マルコ博士は、ドイツのwebサイト”oe24”のインタビューでそう語った。
「だから我々は、満場一致でローソンを起用することを決めた。しかし、オーストラリアでの初日から、彼は大きなプレッシャーの下で、パフォーマンスを発揮できなかった」
「その後彼は、負のスパイラルに陥った。まるでボロボロになったボクサーのようにだ。そこから抜け出すのはとても難しい。その観点から言えば、(ローソンをレッドブルのドライバーとして起用したのは)間違いだった」
「オーストラリアでは、フリー走行3回目でターボが壊れ、その結果走行距離が減った。しかしもちろん、これまでの彼の活躍は十分なモノではなかった。チームの戦略を考えても、強力なセカンドドライバーが必要だ」
チームはこのドライバー人事と並行して、今季マシンRB21を改善するために全力を尽くしている。マックス・フェルスタッペンは水曜日にミルトンキーンズのファクトリーを訪れ、チームの技術スタッフと共にRB21の問題を徹底的に調査した。
「そのミーティングは主に、マックスがエンジニアと話し合って、次のステップに進むためのものだった」
マルコ博士はそう説明した。
「目的は、マックスの要望と批判に冷静に対処することだ。RB21がドライブしにくいというのは事実だ。レーシングブルズのマシンは扱いやすい。ただ、予選では非常に速いものの、レースではレッドブルのマシンよりも遅れている」
マルコ博士は、マクラーレンに肩を並べるまでには、まだまだ多くの課題を抱えていると認めた。
「(中国GPで)状況は改善したが、最終的な結果は本来のパフォーマンスよりも悪かった」
「マックスはミディアムタイヤで慎重すぎたが、ハードタイヤではマクラーレンに追いつくことができた」
「チャンピオンシップを争うには、我々のマシンはそれ以上の性能を発揮しなければならない。しかし、一夜にしてそうなることはないだろう」
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みんなのコメント
デ・フリースにはチームリーダーを期待してたり
結果は2人ともボロボロ
この爺さんはもう何も喋らない方が良いよ