トヨタ自動車は、SUV『RAV4ハイブリッド』の新型を米国で発表した。新型は第5世代ハイブリッドシステムを搭載し、大幅な性能向上を実現している。
新型RAV4ハイブリッドは、前輪駆動(FWD)と電子制御オンデマンド全輪駆動(AWD)の2つの駆動方式を用意。AWDモデルは236hpの最高出力を発揮し、従来型の219hpから17hp向上した。FWDモデルも226hpとなり、従来のガソリンFWDモデルから23hpアップしている。
燃費性能も大幅に改善され、FWDモデルでは最大44MPGを実現。AWDモデルでも42~44MPGの優れた燃費を達成している。
パワートレインには2.5リッター直列4気筒エンジン(A25A-FXS)を採用し、2つのモータージェネレーター(MG1、MG2)と組み合わせて前輪を駆動する。AWD装備車には専用のリアモーター(MGR)を搭載し、電子制御オンデマンドAWDシステムを構成している。
新型では電子制御ブレーキ(ECB)システムを採用し、回生ブレーキと油圧ブレーキを協調制御することで、エネルギー回収効率を最大化している。また、ブレーキホールド機能も標準装備し、渋滞時や信号待ちでの利便性を向上させた。
新型RAV4ハイブリッドは12月から米国のトヨタディーラーで販売開始予定。メーカー希望小売価格はハイブリッドFWDモデルで3万ドル台前半からとなる見込みだ。
生産はケンタッキー州レキシントンとカナダ・オンタリオ州の工場で行われる予定である。
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みんなのコメント
日本発売時にはFFを復活させて価格を抑えて欲しい。