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1.0ℓターボで1.5ℓクラスの鋭い走りを実現したスズキ「スイフト RSt」の完成度

掲載 更新 12
1.0ℓターボで1.5ℓクラスの鋭い走りを実現したスズキ「スイフト RSt」の完成度

シンプルながら美しいエアロフォルムに、1.5Lクラスの自然吸気エンジンに匹敵する出力を得られる1.0L直噴ターボエンジンを搭載。シャープなハンドリングとしなやかな乗り心地を実現する、スポーティなモデルがスズキ『スイフト RSt』だ。その実力を探ってみよう。

スズキ『スイフト RSt』の外観

インパネ、ステアリング、シート、ラゲージスペース、使い勝手抜群のスズキ「ジムニー」の内装をチェック

『スイフト RS』シリーズのために専用開発された、精悍なフロントグリル、フロント&リヤバンパー、サイドアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラーを『スイフト RSt』は身にまとう。

LEDポジションランプとLEDヘッドランプを採用。フロントフェイスを引き締める。

さらに、切削加工とブラック塗装が美しい、『スイフト RS』シリーズ専用の16インチアルミホイールも装備する。

スズキ『スイフト RSt』の内装/室内・荷室空間

メーターやホーンパッドエアコンルーバー、などの機能部品は円筒型にデザインを統一する。

ステアリングホイール、センターコンソール、シフトブーツ、ファブリックシート表皮にシルバー加飾やシルバーステッチを施し、スポーティな印象を強調する。

また、シートの座面形状とバネ配置を最適化。フロントシートに高性能な低反発ウレタンを用い、サイドボルスターを高くして着座時のフィット性や振動吸収性、旋回時のホールド性を強化している。

※写真は『スイフト HYBRID RS』

荷室は先代スイフトに対して80mm低く開口する地上高を設計。荷物の出し入れがしやすくなった。

スズキ『スイフト RSt』のエンジン・駆動形式・燃費

『スイフト RSt』は、K10C型ブースタージェット エンジンを搭載する。

燃費とパワーが両立する1.0L直噴ターボエンジンで、直噴化とターボチャージャにより、996ccの小排気量から、1.5L自然吸気エンジンに相当する高出力、高トルクを実現。

形式:K10C型
種類:水冷4サイクル直列3気筒直噴ターボDOHC12バルブVVT
総排気量:996cc
圧縮比:10.0
燃料供給装置:EPI(電子制御燃料噴射装置)
最高出力:75kW(102PS)/5500rpm(ネット)
最大トルク:150N・m(15.3kg・m)/1700~4500rpm(ネット)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:37L

スズキ『スイフト RSt』の駆動方式・ミッション形式は?

『スイフト RSt』2WD(FF)のみの設定。ミッションは6速ATを採用する。

スズキ『スイフト RSt』の燃費は?

両車の燃費消費率をJC08モードで確認しよう。

2WD・6AT:20.0km/L

スズキ『スイフト RSt』の評価・走り

新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」により走行性能と燃費性能の向上を実現した。従来モデル比で約120kgのシェイプアップが可能となった。

また、サスペンションは新設計され、レイアウトも刷新。

さらに、『スイフト RSt』は、欧州の速度域の高い道路環境を想定して、高い直進安定性とフラットでしっかりとした乗り味を発揮するべくチューニングを施す。

欧州チューニング 電動パワーステアリングコントローラー

操舵感や直進安定性を重視して、より手応えのあるチューニングに設定した。

欧州チューニング ショックアブソーバー

減衰力を硬めに設定して上下動を抑制し、ボディーコントロール性を向上させた。

欧州チューニング タイヤ

高い剛性により操舵時の応答性とリニアなグリップ感を向上。

スズキ『スイフト RSt』のサイズ・重量・タイヤサイズ

『スイフト RSt』

全長:3840mm
全幅:1695mm
全高:1500mm ※ルーフアンテナを除く
室内寸法:長さ1910mm×幅1425mm×1225mm
ホイールベース:2450mm
車両重量:2WD・6AT車930kg
乗車定員:5名
タイヤサイズ:185/55R16

スズキ『スイフト RSt』の安全装備

※写真は『スイフト RSt』『スイフト HYBRID SL』

『スイフト RSt』の安全装備は、時代に合わせて最新の技術を組み合わせたものとなる。その例を見てみよう。

「デュアルセンサーブレーキサポート」

単眼カメラをフロントガラスに設置し、加えてレーザーレーダーとの2種類のセンサーにより前方を検知するシステムだ。

このシステムのおかげで、ハイビームアシスト機能、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能、自動(衝突被害軽減)ブレーキ機能や車線逸脱警報機能などといった安全技術が可能になった。

「全方位モニター」

メーカーオプションとなるが、「全方位モニター用カメラパッケージ装着車」には、クルマの前後左右4か所にカメラが配置される。

販売会社装着アクセサリーとして対応するナビゲーションを装着すると、まるでクルマを真上から見たような映像などを表示する「全方位モニタ-」として利用可能だ。

ススズキ『スイフト RSt』の価格

『スイフト RSt』

2WD・6AT 183万3700円~

スズキ『スイフト RSt』の中古車相場

現行型スズキ『スイフト RSt』の中古車相場を、大手中古車販売サイトで確認してみた(2019年12月末時点)。

『スイフト RSt』は60台掲載されていて、最安値は2017年式・走行距離1万1000km・黒・2WD・6ATのスズキ『スイフト RSt』で、価格は109万8000円となっていた。

一方、最高値は2019年式・走行距離4km・青・2WD・6ATの『スイフト RSt』で、価格は183万2000円となっていた。

【参考】スズキ スイフト

※データは2019年12月下順時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/中馬幹弘

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みんなのコメント

12件
  • スポーツ程辛口でなく、気軽にスポーツを楽しみたい…
    「5ナンバーサイズで走りを楽しめますよ」と選択肢を出してくれた
    スズキには賛辞を贈りたいですね。
  • あと10万ちょっと出すとスポーツが
    買えるからどうなんでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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