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『ASTON MARTIN 赤坂 DBR9』GT500へ挑んだ最後の外国車【忘れがたき銘車たち】

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『ASTON MARTIN 赤坂 DBR9』GT500へ挑んだ最後の外国車【忘れがたき銘車たち】

 モータースポーツの「歴史」に焦点を当てる老舗レース雑誌『Racing on』と、モータースポーツの「今」を切り取るオートスポーツwebがコラボしてお届けするweb版『Racing on』では、記憶に残る数々の名レーシングカー、ドライバーなどを紹介していきます。今回のテーマは2009年のスーパーGT GT500クラスを戦った『ASTON MARTIN赤坂DBR9』です。

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『ECLIPSE ADVANスープラ』GT500参戦7年目“職人”土屋のラストスープラ【忘れがたき銘車たち】

 スーパーGTの最高峰、GT500クラスに外国車が参戦しなくなってから久しい。

 現在、GT500クラスではニッサン、トヨタ、ホンダの国産3メーカーのマシンたちだけが戦っている。全日本GT選手権(JGTC)時代にはポルシェ911やランボルギーニ・ディアブロ、マクラーレンF1 GTRなど、外国車が参戦する例もあった。さらには、ただ参戦するに留まらず、マクラーレンにおいては、GT500クラスでシリーズチャンピオンにも輝いている。

 しかし、2000年代になってJGTCがシリーズとして洗練されていくにつれ、GT500クラスを戦う外国車は劣勢となっていく。そして、スーパーGT初年度の2005年にマクラーレン、ランボルギーニ、フェラーリが参戦したのを最後にGT500クラスから外国車は姿を消してしまうこととなった。

 2006年にはマセラティMC12の参戦計画があり、シーズン前テストまで行なったものの、結局エントリーを断念。完全に国産車のみの戦いとなったのだ。

 だが2009年。4年ぶりにGT500クラスへ外国車がチャレンジすることになった。その車両が今回紹介する『アストンマーティンDBR9』だ。

 DBR9は、2006年のFIA GT選手権を戦うべく、イギリスの名門レーシングファクトリーであるプロドライブが開発したレーシングカー。フロントに6.0リッターV型12気筒エンジンを搭載し、それと組み合わせるXトラックのシーケンシャルミッションは、リヤアクスル上にマウントしたトランスアクスルレイアウトを採用。また、車体はアルミボディをカーボンパネルで補強して、スチール製のロールケージが組みこまれた車両だった。

 このDBR9をGT500へ持ち込んだのは一ツ山レーシングで、メンテナンスはノバ・エンジニアリングが担当していた。一ツ山レーシングが手に入れた個体は、2007年のFIA GT選手権を戦ったのちにそのままとなっていた車両だったとされている。

 一ツ山レーシングとしては、そもそも2009年のアジアン・ル・マン・シリーズ参戦に照準を定めていたことから、車両をスーパーGT用に改造することはなく、FIA GT仕様のまま戦おうとした。そのため、GTAによる特別性能調整が行なわれ、苦戦を強いられることになった。

 結局、2009年の開幕戦岡山国際サーキット、第3戦富士スピードウェイ、第7戦富士スピードウェイの3戦にスポット参戦するにとどまったDBR9は、いずれのレースでも完走を果たしたものの、入賞とはならず。

 ただ同年の岡山国際サーキットで開催されたアジアン・ル・マンでは、狙い通りにレース2でGT1クラス優勝を遂げている。

 DBR9がGT500へと参戦したのはこの2009年限りとなり、同時に外国車のGT500クラスへの挑戦史も再び途絶えることになったのである。

 このDBR9以降、2019年に開催されたスーパーGT×DTM特別交流戦を特例として除けば、GT500クラスへの外国車参戦は叶っていない。

[オートスポーツweb 2026年05月20日]

文:AUTOSPORT web
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みんなのコメント

2件
  • frh********
    一ツ山幹雄さんとは昔からの知り合いでGTやル・マンシリーズのレースも見に行った。
    マクラーレンF1-GTRのシェイクダウンの時も
    フェラーリ、アストンマーティン、元々BMWで出ていたからね!
    JGTC.GTアソシエイションは外車には厳しいって言ってたよ。アップデートができないんだと!
    マクラーレンを幕引きした時にこの車、性能調整無しで走らせたかったって話してた。
    フェラーリ、アストンマーティンもね
  • そにー製パスタ
    GT300で走ってるGT3車両もBoPでGT500と同等の走りが出来るのかと思いきや車重が全然違ってびっくり。
    GT500の1020kgより大体300kg近くもGT3が重いときた。
    今のGT500に参入するのはハードル高いっすね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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