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全長は5322mm!ベントレーのラグジュアリーSUV「ベンテイガ」にロングホイールベースモデルが登場

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全長は5322mm!ベントレーのラグジュアリーSUV「ベンテイガ」にロングホイールベースモデルが登場

今回のEWBの登場によりベンテイガシリーズは5車種に

ベントレーは、ラグジュアリーSUVである「ベンテイガ」のラインアップに「ウェルネス」をキーワードに掲げた「ベンテイガ エクステンデッド ホイールベース(EWB)」が仲間入りすることを発表した。大ヒットモデルとなったベンテイガをベースとし、ベントレーの新たな超高級フラッグシップとして位置づけられるこの新型グランドツーリングSUVの投入により、ベンテイガシリーズは計5車種となる。

上質なデザインとしなやかな走りを追求したホンダのコンプリートモデル「FIT e:HEV Modulo X」

2021年、ベントレーの世界販売台数の3分の1以上をベンテイガが占めるまでに

ベンテイガEWBはベンテイガのホイールベースを延長しただけのモデルではない。このニューモデルを製作するためにベントレーは莫大な投資を行い、ミュルザンヌの後継にふさわしい最高のリアキャビン、ベントレーに期待されるエフォートレスなパフォーマンス、卓越したクラフトマンシップ、無限のパーソナライゼーションを実現している。

2015年に誕生したベンテイガはラグジュアリーSUV市場を開拓。誕生から7年が経過し、優れたオフロード性能、ハイブリッド技術、圧倒的なパフォーマンス、充実のスペシフィケーションなど、ベンテイガの実力は誰もが知るところとなった。そして、ベントレーのベストセラーモデルとして君臨するベンテイガは、後続の競合ラグジュアリーSUVのベンチマークにもなってきた。

2021年、ベントレーの世界販売台数は、それまでの最高であった2020年を31%上回る14,659台となり、その3分の1強をベンテイガが占めた。ラグジュアリーSUV市場の世界的な成長は2030年頃まで続くと予測されているが、Eセグメントに限っては減少傾向にある。ミュルザンヌの精神を受け継ベンテイガEWBが、そのポテンシャルでDセグメントのレベルを引き上げる。

ベントレーの顧客が購入の決め手としているのはデザイン、テクノロジー、パフォーマンスの3点であり、現オーナーは運転特性を最も重視していることが分かっている。また、最近ではオーナーの82%がラグジュアリーSUVを日常的に使用し、74%がタウンユース中心であるという調査結果もある。ベンテイガEWBでは、運転席でも後席でも満足できるよう、クラストップのSUVの万能性がさらに進化。

ベンテイガEWBの発売は2022年後半を予定しており、ベンテイガシリーズ全体の最大45%を占める販売を見込んでいる。

新型ベンテイガEWBの主な特徴

ベンテイガEWBは、最新の第2世代ベンテイガをベースとしてホイールベースが180mm延長され、その分リアキャビンスペースが拡大されている。ベントレーのデザインチームはホワイトボディのアンダーフロア、サイドパネル、ドア、ルーフなどに変更を加え、ベンテイガのボディラインとプロポーションが醸し出す独特のスタイルと存在感を損なわないように、ホイールベースを2995mmから3175mmに延長し、全長を5322mmとした。

ホイールベースを延長した分、リアドアが長くなり、これ以上ないほど贅沢なリアキャビンが生まれた。ウェルネスを重視したキャビンスペースは競合するどのラグジュアリーカーよりも広く、リアシートに世界で初めてオートクライメートシステムと高度な姿勢調整システムを装備し、極上の移動体験をもたらす。

新登場の「ベントレーエアラインシートスペシフィケーション」では先進的なシートが装備され、22通りのシート調整のほか、世界初となるオートクライメートシステムと姿勢調整システムを利用できる。

また、リアシートを「リラックス」モードにすると40度までリクライニングでき、それと同時に助手席がモーター駆動で前方に移動し、助手席後部から美しいレザーのフットレストが展開する。「ビジネス」モードにするとリアシートがいっぱいまで起き上がり、移動中も快適に仕事ができる。

さらに、オートクライメートシステムは乗員の体温と表面湿度を検知し、ヒーターかベンチレーター、またはその両方を作動させ、乗員が快適と感じる温度を保つ。姿勢調整システムはシート表面全体の圧力を測定し、乗員の着座位置と圧力ポイントを自動的に微調整する。このシステムには独立した6つの圧力ゾーンがあり、3時間単位で177箇所の圧力を個別に変化させることで快適性を向上させ、移動中の疲労を最小限に抑える。

ベントレーモーターズのエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは、以下のように語っている。

「移動中の乗員のウェルネスにここまでこだわり抜いたクルマはベンテイガEWBがベントレーで初となります。出発したときよりも、目的地に到着したときの方がリラックスした気分でいられるのがベントレーの持ち味ですが、ベンテイガEWBは比類なきインテリアデザインの中に世界初の技術を取り込んでウェルネスを向上させ、その持ち味を大幅に進化させています。カーボンニュートラルを実現したクルー工場の職人達の卓越した技術と最先端技術とが融け合うベンテイガEWBは、どの席に座っても最高に快適な究極のラグジュアリーSUVです」

そして、ベンテイガEWBにはデジタルを駆使した高度なデザインのステッチが採用されている。シートのショルダーパネルには中央から左右対称に徐々に引き延ばされたようなダイヤモンド模様、ドアには車両後方に向かって延びていくようなダイヤモンド模様が施され、ロングボディを印象付けている。

また、新デザインのリアドアに合わせ、新たなオプションとして「メタルオーバーレイ」のウッドパネルも設定される。ウッドパネル表面に厚さわずか0.07mmの薄い金属板を手作業で貼り合わせて複雑なデザインを形作り、ラッカー塗装と研磨で仕上げている。

さらに、最新技術と現代の職人技とを絶妙に融合させ、豪華な素材で最高にモダンなインテリアデザインを生み出すという特色は、「ベントレーダイヤモンドイルミネーション」などの新機能にも見られる。ベントレーダイヤモンドイルミネーションでは、肌触りのよいドアトリムに施されたパーフォレーションパターンから光がきらめく。ベンテイガEWBのキャビンはトリムだけで240億通り、全体では数兆通りのカスタマイズが可能で、ベンテイガ史上最も選択肢が充実している。

なお、ベンテイガEWBにはベンテイガ初となる「エレクトロニックオールホイールステアリング」が搭載されるため、ホイールベースが長くなっても運動性能面で不利になることはない。回転径はスタンダードなベンテイガより7%小さく、わずか11.8mとなる。このエレクトロニックオールホイールステアリングは、高速時の自信に満ちた走りと低速時の扱いやすさも両立させる。

加えて、48Vのアクティブアンチロールコントロールシステムである「ベントレーダイナミックライド」は、元々ベンテイガに世界で初めて採用されたシステムだが、ベンテイガEWBにはこのシステムが標準装備され、究極の乗り心地、ハンドリング、ボディコントロールを理想的なバランスで実現する。

関連情報
https://www.bentleymotors.jp/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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